

てっちゃん、お母さんがお迎えに来られたわよ

なんでこんなにお迎え早いの!
もっと遊びたかったのに!

あら(せっかく早めにお迎えに来たのに・・・)
ってやりとり、学童では結構ありますよね。
お母さん、段取りをつけて、できるだけ早くと頑張ってお迎えに来られたのに、こんな言い方ってないですよね。
お母さん、指導員の前だから笑顔だけど、きっと「イラっと」しているわよね。
私だったら、「なら自分で帰ってきなさい!」って怒っちゃいます。
けど実は、この子どもの言葉、指導員にとってはちょっと嬉しかったりするんです。

もっと遊びたいのに!
なんて言われると、

あら、そんなに学童のこと好きなの?
って思っちゃうんです。
お母さん、ごめんなさいね。
さて、他にもお迎えの保護者を困らせるのが、「帰りの準備が遅い」子どもです。
玄関では、お迎えに来たお母さんが、今か今かと待っているのに、子どもはいつまでたっても出てこない。

てっちゃ~ん、お母さんが待っているよ
と、心配になって指導員が部屋を見に行くと、

わかってるって~

NO!ぜんぜん準備すすんでへんやんか!?
と、思わず突っ込みたくなるパターンです。1分以1秒で動いている夕方の保護者にとっては、全く気の遠くなるような時間をかけてゆっくり準備しているんです。
お迎えの保護者を困らせる行動
- なんで(こんなに早く)お迎えにきたのと怒る
- 帰る準備に時間がかかる

実は、この二つの子どもの行動、同じ理由があります。
それは、「いつくるかわからないお迎えは、子どもにとっては見通しが持てない」ということなんです。
遊んでいる子どもが、区切りをつけて、帰りの準備ができるまで、早くても5分から10分はかかると思っていてください。
「グループ帰り」の子ども達が、17時になると自分で準備をしてちゃっちゃと帰って行くのは、見通しがあるからなんですね。
お迎えは、保護者の都合で時間が決まることが多いんです。
対処法は「17時30分にお迎えに行くね」など、時間を決めて子どもと約束をして、ぴったりに迎えに行くということです。
最初は難しくても、だんだん子どもの中でリズムができてきて、見通しが持てるようになってきます。
時間が決まっていると指導員もサポートがしやすいです。
急な時は、事前に学童に電話をくださいね。

あと15分でお迎えに行くので、帰る準備させておいてもらえますか?

わかりました。
てっちゃ~ん、あと15分でお母さんお迎えだよ~!

え~!わかったよ~

ランドセルは自分で持つんだよ
というわけで、お迎えに来た保護者に、子どもが「もっと遊びたかった!」と文句を言う時の対処法でした。
りえ先生

保護者の皆さん
いつもお疲れ様です
- 指導員歴4年
- 趣味:マンガ・韓流
- 好きな芸能人:坂口健太郎
- 好きな音楽:Mrs.Green Apple・BTS
こちらもCHECK
-
-
【学童保育保護者】1年生の息子と上級生のトラブルについて(前編)
続きを見る