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「♪夜の校舎まどがら~すこわしてまわ~った♪」
割れ窓と聞くと、尾崎豊の「卒業」が頭に浮かぶのは私だけでしょうか。
今回は、学童保育の現場でも応用のきく「割れ窓理論」のご紹介です。
この記事でわかること
- 「割れ窓理論」の学童現場での応用方法
- 「言葉の荒れ」を見直す「優しい言葉の花を咲かせよう」の取り組み方
割れ窓理論とは

建物の窓が1枚割れている。それを直さずに放置しておくと、割れている状態があたりまえになり、やがては全ての窓が割られてしまう、という考えです。
割れ窓理論とは
アメリカの犯罪学者、ジョージ・ケリングが提唱。
別名「ブロークンウィンドウ理論」。
もともとは、小さな不正(軽犯罪)を徹底的に取り締まることで、犯罪や凶悪事件を抑止することができる、という理論。
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学童保育の現場での割れ窓理論

わかりやすい例は「トイレのスリッパ」です。
学童のトイレのスリッパが散らかっている。そこへやってきた子どもが、同じようにトイレの後にスリッパを脱ぎ散らかしていく。いつまでたってもトイレのスリッパは揃うことはありません。
このような場合は、子どもに「スリッパを脱いだらそろえて置きましょう」と教えることや、注意をすることも大切ですが、並行して、散らかっているのを目にしたら、指導員がきれいにそろえておく、という地道な対策が実は有効なのです。
他のスリッパがきれいに揃えてあったら、自分もきれいに脱がないといけない、という気持ちになりますよね。

学童の本棚でも同じことが言えます。
いつも本棚の本やマンガはぐちゃぐちゃ。もともとがぐちゃぐちゃだから、読み終わった子も、同じようにぐちゃぐちゃに置いていきます。指導員は口をすっぱく言い続けるけれど改善しない、というような時には・・・。
保育前に指導員が本棚をきれいに整頓しておく、保育中も気が付けば本棚を整理するなど、整理整頓がされている状態を当たり前にしておくことで、子ども達も「読み終わったら本をきれいに戻そう」という気持ちになります。
ページが破れたままの本をいつまでも放置しておくと、本を大切にしようという気持ちが薄れ、誤ってページを破ってしまった時でも、気にならなくなってしましまいます。

本が破れたらすぐに修理する、ということが大切なんです。
こまのひもがぐちゃぐちゃ、遊び道具の棚がくちゃくちゃなども、それが当たり前になっている状態で、どれだけ子どもに注意をしても、なかなか改善はされません。そのような状態を目にしたら、注意をすることと同時に、指導員が正しく整理された状態に戻しておくということが、有効な対策となります。
学級崩壊の前段階には物への関心が薄れる
物の整理ができていない学童は、雑然として落ち着かない雰囲気になってしましまいます。
小学校で、学級崩壊がおきる前段階では、子ども達の「物への関心」が薄れると言われています。次に「人への関心」が薄れ、自分自身やほかのだれかの気持ちが傷つくことが平気になっていってしまう。それはやがて学級崩壊を招くという、一連の流れがあるんです。
落とし物が多かったり、物がなくなったり、壊れたりする状態が続いていると、子ども同士のトラブルも多くなっていきます。

物を大事にできない学童では、仲間のことも大事にできなくなってしまうんです。
これも「割れ窓理論」につながる考え方です。
ちなみに、「逆・割れ窓理論」もあります。

物を大事にすると、仲間のことも大切にできるようになる。そのために、まずは整理整頓を心がけよう、という考え方ですね。
言葉の荒れを改善する取り組み
日頃から子ども同士の呼び方に気をつけたり、言葉遣いを正しくすることで、いじめなど重大なトラブルを防ごうというのも「割れ窓理論」的考えです。
学童で、全体の雰囲気が落ち着かず、トラブルが頻発するような時には、まず、子ども達の言葉遣いから見直してみることが必要なのではないでしょうか。
上級生の下級生への言葉がきつかったり、仲間同士でも言葉遣いがとげとげしくなったりしていると、子ども達は安心して学童で過ごせません。
私もやったことがある、学童保育の実践で、「優しい言葉の花を咲かせよう」という取り組みがあります。
「優しい言葉の花を咲かせよう」
<準備するもの>
・木の幹をの絵を大きく描いた模造紙
・色画用紙で作った「丸い葉っぱ」と「とげとげの葉っぱ」(各10枚)
・折り紙で作った花(5枚)
・セロテープ
※葉っぱや花は、適宜増やしていきます。
言葉の荒れが気になった時に、帰りの会で、子ども達に次のように話をします。

言葉の「ば」って葉っぱって書くんだよ。
みんながいつも使っている言葉はどんな形の葉っぱかな?
まずは、子どもたちに語りかけ、1人ひとりの子ども達に考えさせます。


こんな、丸い形の優しい葉っぱかな?優しい言葉は、言われたら嬉しくなるよね。(葉っぱの色画用紙を子どもたちに見せる)


それとも、心がチクチクするような、とげとげの形の葉っぱかな?とげとげの言葉は、言われると悲しいよね。(葉っぱの色画用紙を子どもたちに見せる)

みんなが友達から言われた言葉で、嬉しかったことや悲しかったことを発表してください。
子ども達は、手をあげて、今日一日で友達から言われた言葉について発表します。

「ばか」って言われて嫌でした・・・

ドッジの時に、「すごいね!」ってみんなが言ってくれて嬉しかった!
指導員は、子どもから「嬉しかった発表」があった時は「丸い葉っぱ」、「悲しかった発表」があった時は、「とげとげ葉っぱ」を、模造紙に書いた木の幹に貼っていきます。

この木はね、みんなで育てる「学童の木」なんだよ。みんなの言葉の葉っぱをこうやって貼っていきます。
丸い葉っぱがたくさんになったら嬉しいよね。

それでね、丸い葉っぱが5枚になったら、1つお花が咲くんだよ。

「学童の木」がお花でいっぱいになるようにしようね!
この取り組みを継続していくと、子どもたちの中に気持ちの良い言葉がけや思いやる言葉がけが広がっていきます。
上級生が言った、ちょっとした言葉を、下級生が「嬉しかった!」と発表することで、上級生も嬉しくなる、というような場面が出てきます。
また、とげとげの葉っぱが出た時には、みんなが何気なく使っている言葉が、人を嫌な気持ちにさせてしまう、ということを子ども達みんなで考えるきっかけになります。
さいごに・・・
いかがだったでしょうか。
「割れ窓理論」は、ビジネスや教育、生活など様々な場面で使われていますが、学童保育の中でも応用できますね。
学童の物の扱いがいい加減になったり、雰囲気が落ち着かない時に、指導員がガミガミ言うと、ますます荒れた雰囲気になってしまいます。
そんな時は、環境を整えたり、注意をする以外の取り組みを工夫することも大切ではないでしょうか。

「逆・割れ窓理論」で、子ども達がすすんで良い姿を見せられる雰囲気を作っていきましょう!