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この記事は続編です。前編をまだ見ていない方はこちらから。
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「がってん学童の宿題論争」前編【学童保育の宿題の悩みについて】
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宿題ファーストってどうなの?
昨日のかける君のお父さんのお迎えの時の様子、ああいうのを
「宿題ファースト」
っていうのよ
しゅくだいふぁーすと??
そうよ。とにかく宿題ができているかどうか、それ以外の子どもの放課後の過ごし方になんか興味がないのよ。
「宿題やってきた?」「宿題をさせてください」「何で宿題をして来なかったの?」
宿題・宿題・宿題・・・!
宿題は個人行動?
そんな大人の姿勢が、子どもの個人主義を助長させているように思えてならないわ
ど、どういことっすか?
ほら、たくま君の態度みたいに、学童でみんなで何かやる時に・・・
あら、掃除の時間、もう始まってるよ
うっせぇな~!今宿題やってんだよ!!
って、宿題ができないことを理由にイラついちゃったりする子がいるのよ。
宿題って、自分事でしょ?それをみんなのことより優先してしまう。
宿題をやっていればそれでいいって考え。これって、大人の「宿題ファースト」が子どもに伝わっちゃってるのよ。
宿題のせいで、みんなでやることの大切さや喜びを感じる機会が減ってしまっているのが、私はとても気になっているわ。
短い放課後の中で・・・
僕には、たくま君の態度は、短い放課後の時間で、宿題をやることに追われる苦しさが滲んでいるように思えるよ
僕が指導員になった20年前と比べて、
どんどん放課後の時間が短くなっている。
そんな中で、子ども達には、とかく切り替えの早さや処理能力の高さが求められているような気がしてならない。
もう少し、ゆったりした放課後の時間の中なら、宿題ファーストにならなくても、好きな遊びをしていても、宿題も取り組める余裕があると思うんだけど・・・。
宿題を出している学校が悪いのか?
結局、発信元である学校の先生にもう少し考えてよ!って話ですよね
特に今年度、1年生でも学童に帰ってくる時間が15時前になったりして、学校で過ごす時間が増えているにもかかわらず、宿題もたくさんあって・・・
大人は働き方改革とか言ってるのに、
子どもの余暇の時間はどんどん減っている。
宿題って、
持ち帰り残業
じゃないか!
私が子どもだったら絶対抗議しちゃう!
学校の先生だって、宿題を出すのには苦労しているんだよ
宿題の準備やできたかどうかの確認、宿題にかかる先生の業務負担はとても大きいよ。
けど、宿題をしっかり出す先生って、保護者から人気があるって、よく聞く話だね。
親の願い・親の事情も考慮して
保護者にはそれぞれの願いや思いもあるんだよ・・・
「コツコツとやるべきことをやれる子どもに育って欲しい」とか、「学業不振への不安」とかだね。
それに、学童保育に子どもを預けている保護者は、大変忙しい中で子育てをしている。仕事を終えて家に帰って、就寝までの短い時間の中で子どもの宿題をみることが難しい家庭もたくさんあるんだ。
そんな保護者の切実な思いが、学童への宿題への要望につながっている。
せつじつな思い・・・
我々指導員としては、そんな保護者の思いも理解しないといけない。
宿題に追い込まれているのは親の方かもしれない。
学童保育での宿題の支援は、学習支援というより、保護者の子育て支援として求められる場合も多いと僕は思っている
はぁ~、この世に宿題なんかなかったらいいのに・・・
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宿題が好きな子どももいる
宿題は、子どもの権利条約第31条「休息・余暇・遊びの権利」を侵害しているのよ!
子どもには放課後に好きな遊びをやる権利がある!
ちょっといいっすか?
学童には宿題をやっている子や、宿題をやりたい子、1年生のめぐちゃんみたいに
・・・宿題が好き・・・
って言う子もいますよね?
そんな子ども達にとったら、学童で、やりたい宿題をやる権利もあるんじゃないだろうか?
・・・
おいら、今までの先輩と所長の話を聞いてて思ったんだけど
おいらは、宿題がどうとか、親がどうとか、先生がどうとか、宿題を否定することがしたいんじゃないんだと思った。
おいらはただ、親やいろんな人に、放課後の時間の大切さとか、そこで起こってる子ども達のドラマとかを、もっと大切に感じて欲しいだけなんだ・・・
おいら変なこと言ってますか?
い、いや・・・
そのまま、続けてみて・・・
おいら昨日は、かっけーの父ちゃんが宿題のことばかり考えて、かっけーが、もしかめを成功したことを大事にしなかったことがすごい腹が立って、「かっけーの父ちゃんも宿題も大嫌いだ~!」って思ったんです。
けど、その後色々考えて(夢の中にめぐちゃんそっくりの宿題の神が出てきたりして)、自分の本当の気持ちがわかったんだ。
おいらは、ただ、かっけーの父ちゃんに、かっけーがもしかめを成功したことを、かっけーと一緒に喜んで欲しかった。
それがおいらの気持ちだったんだ
宿題は子どもにとったら「やらないといけないこと」で、それを指導員が否定しちゃったら、子どもたちが板挟みみたいになっちゃうんじゃないかな・・・。
だから、もっぺん言うけど、おいらがやりたいことは、宿題を否定することじゃなくて、遊びの大切さとか放課後の仲間との時間の大切とかを、もっともっと親やいろんな人に感じてもらえるように、伝えていくこと。
それがおいらの、指導員の、役割なんだ!
・・・
・・・たけし先生、そんなこと言えるなんて成長したね!
ほんと、私感動しちゃった!
そうだ!いいこと思いついたよ!!
今度の懇談会で、今のたけし先生の宿題に対する思い、保護者の皆さんに話してみないかい?
へ?
こんだんかいで・・・?
おいらの話で、先輩と所長が感動してくれたのは、がってん学童で指導員になって初めてのことだった。
おいらは嬉しかった。
そして、その結果、所長が懇談会でおいらが宿題について話す時間を設けるという・・・
たけし先生のまっすぐな思い、きっと保護者にも伝わると思うんだよね~
えらいことになっちまった~!
その夜おいらは、また変な夢を見た。
夢の中のお話
うふふ、うふふ・・・
笑ってる?
ありがとう
おー!宿題の神よ!!
あなたは私を否定しなかった・・・
はい!
だまされちゃいけない!!
そいつは神なんかじゃない!
へ?
だれ?
ぼくは遊びの神
遊びの神は、学童の1年生のまーくんにそっくりだった・・・。
あ、あそびの神?
よく聞くんだ
そいつは宿題の神なんかじゃない
宿題の悪魔だ
甘い言葉で子どもたちの放課後を食い物にする
え?え?え~?
たけし先生、その人こそ悪魔よ
放課後を遊びの悪魔なんかにわたしちゃいけない・・・
世界が堕落するわ
だ、だらく・・・?
悪魔はお前だ!
あなたよ!
お前だ!
あなた!
ば~か!
先に言った方がばかよ
ば~か!
そっちこそば~か!
あ~ほ!
そっちが100倍あ~ほ!
そっちが1000倍あ~ほ!
そっちが10000倍あ~ほ!
無量大数あ~ほ!
・・・・
おいらは、神々の言い合いをきいているうちに何が何だかわからなくなった・・・
しゅくだいがかみであそびがあくまでかみがあそびであくまがしゅくだいで・・・らりぱっぱ~
そんな混乱の中で、おいらは準備をすすめ、ついに懇談会の当日を迎えた。
おいらのこんだんかいでびゅー!!
(続く)
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