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保護者向けの記事 学童保育の生活と遊び

「がってん学童の宿題論争」中編【学童保育の宿題の悩みについて】

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2025/4/2

【放課後の詩】花より泥団子

花より泥団子 太陽がぽかぽかと地面をあたためる春休み今日も、泥団子日和です 「先生! こっち来てー!」声のほうを見るとすでにちびっこ職人たち手はドロドロ 目はキラキラ ぎゅっぎゅっと握ってはサラ砂をまぶして磨いて、磨いて、また磨く完璧な球体を目指して 「先生の泥団子、まんまるじゃん!」「うわ、すげぇ~!」「天才だ!」……ふふん、でしょ。これぞプロの技よ(でもね、腰、痛いんですけど) しゃがんだままで三十分そろそろ限界、よっこらしょ……ああ、立ち眩み。春の景色がブラックアウト年齢には、勝てません 「先生の団 ...

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2025/4/1

【放課後の詩】もうあそんでいいですか?

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2025/3/30

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🕊️ 放課後児童支援員宣言 🕊️ 私は、こどもの声に耳を傾けます。言葉にならない気持ちも、沈黙の中のサインも、受けとめられる支援員になります。 私は、こどもの成長を信じます。今できること、これからできることを信じて、焦らず、比べず、そのこのペースを大切にします。 私は、こどもとたくさんあそびます。笑って、転んで、泣いて、また笑って、あそびを、こどもたちと一緒に心から楽しみます。 私は、働く保護者の味方になります。悩みや不安に寄り添いながら、子育て ...

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2025/3/30

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2025/3/29

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たった一言で 「どうしてもっとこうしてくれないんですか?」そんな言葉に心がぎゅっと小さくなる 誰のためにやっているんだろうこんなに頑張ってるのにそう思ってしまう夜もある こどもの笑顔に癒されながらも言葉にできない疲れが背中にじわじわと積もっていく 正直、やってられない――そんな気持ちが、ふとこみ上げる だけどある日、ふいにかけられた「いつもありがとうございます」「先生がいてくれて、本当に助かっています」そのたった一言で全部の苦労が、スーッと溶けていった 保護者もまた、働きながら不安や焦りを抱えて懸命に子育 ...

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2025/3/29

【放課後の詩】あのヒーローのように

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2025/3/29

放課後児童クラブ運営指針に新たに記載された「スーパーバイズ・コンサルテーション」と「スーパービジョン」とは?

2025年1月22日に、こども家庭庁より改正版が発出された「放課後児童クラブ運営指針」の中に、「スーパーバイズ・コンサルテーション」と「スーパービジョン」が新しく記載されました。今回の記事では、この二つの用語の概念と現場での活用について解説します。 支援員 先輩!放課後児童クラブ運営指針に書いてある「スーパーバイズ・コンサルテーション」って何? 支援員 私も耳慣れない言葉だったから調べてみたわ。一緒に勉強しましょう。 放課後児童クラブでは、こどもたちが安心して過ごせるように、放課後や学校休業日の生活を支援 ...

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2025/3/29

【放課後の詩】やっと言えたね

やっと言えたね いつも静かに状況を見て、空気を読んで誰より先に一歩引く君を私は、ずっと見ていたよ 怒らず、泣かず、笑顔をたたえ誰かのミスも、そっと流してくれるその大人びた仕草に何度も、助けられてきた でもねこどもって、そんなに強くなくていいんだよたまには我を張って、泣いて、叫んで「そんなのいやだ!」って言っていい きっと、いろんな気持ち小さな胸に詰め込んで我慢をしてきたんだよね あの日君が涙を浮かべて「ちがう!」と声を上げたとき私は少し、ほっとしたんだ やっと言えたねやっと、自分の気持ちを出せたね誰かとぶ ...

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2025/3/24

【新人支援員の皆様へのメッセージ】1年間お疲れさまでした!

昨年4月に、初めて放課後児童クラブの仕事に就いた新人支援員の皆さんの、1年間の苦労に心からの敬意を込めて、がってん学童よりメッセージをお届けします。 この記事を読んだ先輩支援員の皆様は、年度切替の忙しい時期の中でも、ぜひ、後輩支援員に1年間の頑張りを労う温かい言葉をかけてあげてください。 1年間お疲れさまでした! まもなく就職1周年を迎えますね。初めての放課後児童クラブの仕事は、思った以上に大変なことも多かったのではないでしょうか。言うことを聞かないこどもたち、思い通りにいかない日々、「自分は向いているの ...

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2025/3/29

【放課後の詩】時間よ戻れ!

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この記事は続編です。前編をまだ見ていない方はこちらから。

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「がってん学童の宿題論争」前編【学童保育の宿題の悩みについて】

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宿題ファーストってどうなの?

支援員

昨日のかける君のお父さんのお迎えの時の様子、ああいうのを

「宿題ファースト」

っていうのよ

支援員

しゅくだいふぁーすと??

そうよ。とにかく宿題ができているかどうか、それ以外の子どもの放課後の過ごし方になんか興味がないのよ。

宿題やってきた?」「宿題をさせてください」「何で宿題をして来なかったの?

宿題・宿題・宿題・・・!

宿題は個人行動?

支援員

そんな大人の姿勢が、子どもの個人主義を助長させているように思えてならないわ

支援員

ど、どういことっすか?

ほら、たくま君の態度みたいに、学童でみんなで何かやる時に・・・


支援員

あら、掃除の時間、もう始まってるよ

うっせぇな~!今宿題やってんだよ!!


って、宿題ができないことを理由にイラついちゃったりする子がいるのよ。

宿題って、自分事でしょ?それをみんなのことより優先してしまう。

宿題をやっていればそれでいいって考え。これって、大人の「宿題ファースト」が子どもに伝わっちゃってるのよ。

宿題のせいで、みんなでやることの大切さや喜びを感じる機会が減ってしまっているのが、私はとても気になっているわ

短い放課後の中で・・・

所長

僕には、たくま君の態度は、短い放課後の時間で、宿題をやることに追われる苦しさが滲んでいるように思えるよ

僕が指導員になった20年前と比べて、

どんどん放課後の時間が短くなっている。

そんな中で、子ども達には、とかく切り替えの早さや処理能力の高さが求められているような気がしてならない。

もう少し、ゆったりした放課後の時間の中なら、宿題ファーストにならなくても、好きな遊びをしていても、宿題も取り組める余裕があると思うんだけど・・・。

宿題を出している学校が悪いのか?

支援員

結局、発信元である学校の先生にもう少し考えてよ!って話ですよね

特に今年度、1年生でも学童に帰ってくる時間が15時前になったりして、学校で過ごす時間が増えているにもかかわらず、宿題もたくさんあって・・・

大人は働き方改革とか言ってるのに

子どもの余暇の時間はどんどん減っている。

支援員

宿題って、

持ち帰り残業

じゃないか!

私が子どもだったら絶対抗議しちゃう!

所長

学校の先生だって、宿題を出すのには苦労しているんだよ

宿題の準備やできたかどうかの確認、宿題にかかる先生の業務負担はとても大きいよ。

けど、宿題をしっかり出す先生って、保護者から人気があるって、よく聞く話だね。

親の願い・親の事情も考慮して
所長

保護者にはそれぞれの願いや思いもあるんだよ・・・

コツコツとやるべきことをやれる子どもに育って欲しい」とか、「学業不振への不安」とかだね。

それに、学童保育に子どもを預けている保護者は、大変忙しい中で子育てをしている。仕事を終えて家に帰って、就寝までの短い時間の中で子どもの宿題をみることが難しい家庭もたくさんあるんだ

そんな保護者の切実な思いが、学童への宿題への要望につながっている。

支援員

せつじつな思い・・・

我々指導員としては、そんな保護者の思いも理解しないといけない。

宿題に追い込まれているのは親の方かもしれない。

所長

学童保育での宿題の支援は、学習支援というより、保護者の子育て支援として求められる場合も多いと僕は思っている

支援員

はぁ~、この世に宿題なんかなかったらいいのに・・・

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宿題が好きな子どももいる

支援員

宿題は、子どもの権利条約第31条「休息・余暇・遊びの権利」を侵害しているのよ!

子どもには放課後に好きな遊びをやる権利がある!

支援員

ちょっといいっすか?

学童には宿題をやっている子や、宿題をやりたい子、1年生のめぐちゃんみたいに

・・・宿題が好き・・・

って言う子もいますよね?

そんな子ども達にとったら、学童で、やりたい宿題をやる権利もあるんじゃないだろうか?

支援員

・・・

支援員

おいら、今までの先輩と所長の話を聞いてて思ったんだけど

おいらは、宿題がどうとか、親がどうとか、先生がどうとか、宿題を否定することがしたいんじゃないんだと思った

おいらはただ、親やいろんな人に、放課後の時間の大切さとか、そこで起こってる子ども達のドラマとかを、もっと大切に感じて欲しいだけなんだ・・・

支援員

おいら変なこと言ってますか?

所長

い、いや・・・

そのまま、続けてみて・・・

おいら昨日は、かっけーの父ちゃんが宿題のことばかり考えて、かっけーが、もしかめを成功したことを大事にしなかったことがすごい腹が立って、「かっけーの父ちゃんも宿題も大嫌いだ~!」って思ったんです。

けど、その後色々考えて(夢の中にめぐちゃんそっくりの宿題の神が出てきたりして)、自分の本当の気持ちがわかったんだ。

おいらは、ただ、かっけーの父ちゃんに、かっけーがもしかめを成功したことを、かっけーと一緒に喜んで欲しかった

支援員

それがおいらの気持ちだったんだ

宿題は子どもにとったら「やらないといけないこと」で、それを指導員が否定しちゃったら、子どもたちが板挟みみたいになっちゃうんじゃないかな・・・。

だから、もっぺん言うけど、おいらがやりたいことは、宿題を否定することじゃなくて、遊びの大切さとか放課後の仲間との時間の大切とかを、もっともっと親やいろんな人に感じてもらえるように、伝えていくこと。

支援員

それがおいらの、指導員の役割なんだ!

支援員

・・・

所長

・・・たけし先生、そんなこと言えるなんて成長したね!

支援員

ほんと、私感動しちゃった!

所長

そうだ!いいこと思いついたよ!!

今度の懇談会で、今のたけし先生の宿題に対する思い、保護者の皆さんに話してみないかい?

支援員

へ?

こんだんかいで・・・?

おいらの話で、先輩と所長が感動してくれたのは、がってん学童で指導員になって初めてのことだった。

おいらは嬉しかった。

そして、その結果、所長が懇談会でおいらが宿題について話す時間を設けるという・・・

所長

たけし先生のまっすぐな思い、きっと保護者にも伝わると思うんだよね~

支援員

えらいことになっちまった~!

その夜おいらは、また変な夢を見た。

夢の中のお話

うふふ、うふふ・・・

支援員

笑ってる?

宿題の神

ありがとう

支援員

おー!宿題の神よ!!

宿題の神

あなたは私を否定しなかった・・・

支援員

はい!

だまされちゃいけない!!

そいつは神なんかじゃない!

支援員

へ?

だれ?

遊びの神

ぼくは遊びの神

遊びの神は、学童の1年生のまーくんにそっくりだった・・・。

支援員

あ、あそびの神?

遊びの神

よく聞くんだ

そいつは宿題の神なんかじゃない

宿題の悪魔

甘い言葉で子どもたちの放課後を食い物にする

支援員

え?え?え~?

宿題の神

たけし先生、その人こそ悪魔よ

放課後を遊びの悪魔なんかにわたしちゃいけない・・・

世界が堕落するわ

支援員

だ、だらく・・・?

遊びの神

悪魔はお前だ!

宿題の神

あなたよ!

遊びの神

お前だ!

宿題の神

あなた!

遊びの神

ば~か!

宿題の神

先に言った方がばかよ

ば~か!

遊びの神

そっちこそば~か!

宿題の神

あ~ほ!

そっちが100倍あ~ほ!

そっちが1000倍あ~ほ!

そっちが10000倍あ~ほ!

無量大数あ~ほ!

・・・・

おいらは、神々の言い合いをきいているうちに何が何だかわからなくなった・・・

支援員

しゅくだいがかみであそびがあくまでかみがあそびであくまがしゅくだいで・・・らりぱっぱ~

そんな混乱の中で、おいらは準備をすすめ、ついに懇談会の当日を迎えた。

支援員

おいらのこんだんかいでびゅー!!

(続く)

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