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こんにちは!
がってん学童保育所の指導員りえです
新1年生を迎えた春休み保育、本当に大変でしたね。がってん学童保育所も今週は本当にバタバタでした。
小学校が始まって、ちょっと「一息」です。給食が始まったら、まとまった打ち合わせの時間を確保できるので、それまでもう少し頑張ります。
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今日は、新年度の子どもとのかかわりの「振り返り」をしようと思います。
私が指導員になりたての時に、子どもの対応で悩んでいたら、所長が
指導員として成長するためには、「実践メモ」をとるといいんだよ
と教えてくれました。
実践メモとは
「今日一日の子どもとのかかわりで気になったことや良かったこと」を記録することが、「実践メモ」です。
それで、「実践メモ」を書くときには、3つの内容が大切なんです。
実践メモに記録する内容
- 子どもの言動
- 指導員の意識
- 指導員の言動
もう少し説明しますね。
例えば、私が気になっている、この間のてっちゃんとまさし君のトラブルを例にあげると、まさし君やてっちゃんが言ったりやったりしたことが「①子どもの言動」です。次に、てっちゃんが言ったことに対して私が思ったことや考えたことが「②指導員の意識」になります。そして、その意識に基づいて、私がてっちゃんに言ったことが「③指導員の言動」です。
これらを、できたら詳しく、忙しい時は走り書きでもいいので、記録しておくのが「実践メモ」なんです。
子どもや指導員の言葉は、事実のままに書くことが大切です。
実際には、私は、下の表みたいな「3分割」の表に、この3つのポイントを書き込んでいます。
子どもの言動 | 指導員の意識 | 指導員の言動 |
① | ② | ③ |
メモすることで、子どもとのかかわりを「振り返る」ことができるから、指導員としての力量がメキメキついてくるんだよ!
って、所長が言うように、「実践メモ」を書いていたら、子どもの言動を、私自身がどう受け止め、どのように考えて、対応をおこなったのかを「整理」することができて、自分自身や子どものことを見つめなおすことができるんです。
そして、「なぜ私はこの時こうしたのか」という「振り返り」を日常的に行っていると、「こういう時はこうやったらいいんだ」と、自分の中で確信を持って子どもとかかわることができるようになってくるんです。
私は、実践メモをとるようになって、子どもとかかわっている時に、もう一人の冷静な自分がいて、落ち着いた対応ができるようになってきました。「客観的」に自分のかかわりを見る力がついてきたんだと思います。
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実践メモの書き方
では、さっそく振り返ってみたいと思いま~す!
4月6日の「てっちゃんとまさし君のトラブル」についてです。
その時のことは、この記事にも書いています。
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実践メモ
①テーマ「てっちゃんとまさし君のトラブルについて」
②日付「2021年4月6日」
③担当指導員「橋本りえ」
④場所(環境)「がってん学童保育所」
⑤概要「天気は晴れ。お弁当の後の自由遊びの時間。2年生のてっちゃんが私のところにやってきた。1年生のまさし君が遊びをじゃまする、と言って怒っている。てっちゃんから話を聞いて、一緒にまさし君のところに話をしにいった。」
※このサイトでは、「三分割」で表示できないので、「子どもの言動」「指導員の言動」は吹き出し、「指導員(私)の意識」はピンク色の囲みで表示しています。
私のところに2年生のてっちゃんがやってきて、
1年が遊びの邪魔をしてくるんだ!
と言った。
指導員の意識
- てっちゃんは怒っている。
- まずは、詳しい話を聞いてみよう
何があったのか話してくれる?
たたかいごっこをしていたら、1年がいきなり入ってきて、たたいたりけったりしてきたんだ!
「やめて」って言ったけど、やめてくれなかった!
指導員の意識
- てっちゃんの怒っている「思い」に共感して、受け止めよう
それは驚いたね。
指導員の意識
- てっちゃん、たたかれたって言うけど、やりかえさなかったんだろうか?気になるわ・・・
てっちゃんは、やりかえしたりしていないの?
してないよ!
指導員の意識
- てっちゃん、2年生になって、成長しているんだ!
- すごいね、てっちゃん。この気持ちを言葉で伝えたい
そっか、がまんしたんだね。えらかったね。
指導員の意識
- 私が解決に乗り出すのではなく、てっちゃんがどうしたいか聞いてみよう
それで、てっちゃんはどうしたいの?
あやまってほしい!
指導員の意識
- てっちゃん、まだ怒っているから、そのままの調子でまさし君に言ったら、怖がっちゃうかも・・・
- 私が間に入った方が良さそうね・・・
なら、まさし君に伝えてみようか
うん!
とてっちゃんが言ったので、1年生のまさし君のところまで一緒に行った。
まさし君は遊んでいる。
指導員の意識
- 話し合いのきっかけは、私が作ってあげよう
まさし君、てっちゃんが話したいことがあるんだって
・・・
なんで、勝手に遊びによってきて邪魔したの?それと、なんで注意したのにやめてくれなかったの?
・・・
指導員の意識
- まさし君、てっちゃんの話を聞いても黙っている。
- てっちゃんの言い方が答えにくいのかも
- てっちゃんの気持ちが伝わりやすい言い方を教えよう
てっちゃん、「なんで?」って聞いても、まさし君はきっとわからないんだよ。だから、てっちゃんが嫌だった気持ちを教えてあげたらどうかな
勝手に遊びに入ってきたから嫌だったんだ。注意してもやめてくれなかったのも嫌だった!
・・・ごめんね
指導員の意識
- まさし君、謝ったけど、「条件反射」って感じがした。てっちゃんの「思い」をちゃんと受け止めているわけではないみたい
- まさし君に、遊びに入る時のルールを教えておこう
- 自分の気持ちを言葉で伝えることができた、てっちゃんのことを認める言葉がけをしよう
まさし君、今度から、遊びによせてほしい時には「よせて」って、言ったらいいんだよ
うん
1年生に、だめなことをちゃんと言葉で伝えてくれてありがとう。これからもよろしくね。
うん
話し合いは終わって、まさし君は、また遊び始めた。
指導員の意識
- まさし君、2年生に怒られてショックを受けている様子はないから安心した
- けど、全然気にしていないのも気になるわ
- 相手の思いを読み取ったり言葉を聞き取ったりすることが苦手なのかもしれない
- 今後もぶつかりが予測されるから見守りが必要だ
自分の実践を振り返ること
以上です。
こうやってメモに書き出してみると、あらためてまさし君のことが気になりました。
そして、2年生になった、てっちゃんの成長を感じることができました。
月曜日の指導員の打ち合わせで共有しようと思います。
私の対応がこれでよかったのかな?
今度の「事例検討会」で、みんなに意見を聞かせてもらおう
というわけで、今日は私の「振り返り」を最後まで読んでくださってありがとう!
私は、より良い学童保育を行ううえでは、指導員として自分の実践を振り返ることが、とっても大切だと思っています。
「これでいいのかな~?」「うまくいかないな~」と思う時には、①子どもの言動、②指導員の思い、③指導員の言動をメモに書き出してみると、自分の気持ちを整理できて、「だったらこうしてみよう!」って前向きな気持ちになれることが多いんです。
私も、指導員4年目でわからないことだらけだけど、子どもたちと一緒に成長していきたいです!
それでは皆さん、今日はこのへんで。
週末はゆっくり過ごしてくださいね!
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