学童系YouTuber&ブロガーとして、学童保育専門サイト「学童ほいく☆マスター」を運営するいおぴいまんと、同じく学童保育サイト「がってん!学童」を運営する所長の初めての対談を記事にまとめました。
目次
所長:はじめまして。
いおぴいまん:はじめまして。生ぴいまんです(笑)。所長、めがねかけてないんですね。
所長:さっきまでサングラスかけてたんですけど・・・。実は、視力はそんなに悪くないんです。
いおぴいまん:所長には、いっぱい聞きたいことがあるんです。
所長:僕も、いおぴいまんさんに聞きたいこと山ほどあります。あ、とりあえず、なんか飲み物たのみましょうか。
いおぴいまん:僕、普段はあんまり飲まないんです。週末くらい。
所長:僕は毎日飲んでますけど、量はあまり飲めません。「生ビール二つお願いします」
―飲み物登場ー
いおぴいまん:乾杯!
所長:乾杯!
いおぴいまん:今日はゆっくり語らいましょう!
所長:よろしくお願いします。最初に一番聞きたかったこと、聞いていいですか?
いおぴいまん:なんですか?
所長:なんで「ぴいまん」なんですか?
いおぴいまん:それはですね・・・かくかくしかじか・・・ってわけだったんです。めっちゃ適当です(笑)。
所長:そうだったんだ。なるほど~(笑)。
ブログを始めた時期
いおぴいまん:僕がブログを始めたのが、2020年の中頃だったんですけど、所長はたしかその半年後くらいに、ブログ発信始められましたよね。
所長:僕は、2021年の1月1日に、一つ目の記事を投稿しました。
いおぴいまん:きっかけはなんだったんですか?
所長:僕の学童のOBが、ブログやっていて、「所長もやったらいいのに」って言ってくれて、そこから調べ始めたのがきっかけです。
いおぴいまん:準備期間はどれくらいでしたか?
所長:ブログの本を一冊買って勉強して、サーバーの契約をしたりして、大体2か月くらいだったと思います。いおぴいまんさんは、どんなきっかけでブログを始められたんですか?
いおぴいまん:ウェブ・ライティングに興味があって、調べてたことがあったんです。ブログ発信する人のために、記事を書く作業を代行する仕事です。与えられたキーワードを使って記事を作成したりするらしいんですけど、それだったら、自分が発信者になっちゃえばいいんじゃないか?って思ったんです。
お互いの存在を認識したのは・・・
学童保育について発信して間もない頃に、ウェブ上で出会った二人。二人を結びつけたのは、ある「先輩ブロガー」だった。
いおぴいまん:ジャムさんが学童系ブロガーの紹介記事(「学童クラブ指導員と保護者の部屋」より)を書いてくださって、その時初めて、所長の存在を知ったんです。
所長:僕も同じです。ジャムさんの記事でした。
いおぴいまん:所長、その頃は、毎日1記事のペースで更新してましたよね。100記事までが異常に早かった。「この人やば!」って思ってました。
所長:あの時は勢いですね(笑)。今はそんなペースでは更新できていませんよ。1記事の文字数がずいぶん多くなりましたし、ちゃんとした内容で発信しないといけないというプレッシャーも大きくなってきて。
いおぴいまん:最初の頃の記事を読んだら、ちょっと恥ずかしくなりますよね。
所長:たしかに(笑)。
独学でブログを進化させて・・・
それぞれが、手探りでブログを成長させてきた1年半。ブログを育てる苦労と喜びを知る二人だからこそ、理解し合えることがたくさんあった。
所長:いおぴいまんさんは、こまめにリライト(書き直し)をされていて偉いな~と思います。それと、ブログの内容がどんどん充実してる。あの「学童保育指導員タイプ別診断テスト」って、めっちゃ面白いです。
【学童保育】タイプ別診断テスト(「学童保育マスター」より)
いおぴいまん:あれは本当に作るの大変でした。
所長:僕2回やったんですけど、2回目が「7番目の指導員タイプ」って書いてあって、いったい何パターンあるの?って驚愕しました。
いおぴいまん:実は全部で7パターンです。
所長:自分が楽しんでないと作れないですよ。あれは。
いおぴいまん:あはは(笑)
所長:あと、Q&Aもすごいわかりやすいです。Twitterでギュッと興味を引き付けられて、続きが読みたくなってしまう。
【学童保育Q&A】おしえて!!いおぴいまん(「学童保育マスター」より)
いおぴいまん:Q&Aはおすすめですよ。記事が書きやすいし。
所長:子どもとのかかわりの具体的な場面が切り取られていて、すごく勉強になります。あのページ、どうやって作ってるんですか?SWELL(※1)の機能ですか?
いおぴいまん:ああいうの作れるプラグインが(※2)あるんですけど、イメージ通りの効果が得られるように、いくつかのプラグインを試しました。
所長:そうなんですね。本当、勉強熱心ですよね。作りこみがすごい。
※1:SWELL⇒WordPress(ブログを書くためのソフト)の、テーマ(デザインや機能のテンプレート)の一つ。いおぴいまんさんはSWELL、私はAFINGEF5を使用。
※2:プラグイン⇒ブログを書くために機能を拡張するソフト。WordPressに個別に追加して使用する。
YouTuberいおぴいまんについて
所長:いおぴいまんさんは、YouTubeもどんどん投稿されていますけど、YouTuberってめちゃくちゃ大変でしょ?ブログだったら、「考える」「書く」の2段階ですけど、YouTubeは「考える」「書く」「撮影する」「編集する」っって・・・、本当にすごいと思います。
いおぴいまん:けっこう大変です(笑)。ブログで書いた内容をもとに動画を作成することが多いんですけど、最初は、ブログをそのまま読み上げるだけでは上手くできませんでした。
所長:完成までの作業量を考えると、僕にはとてもできないです。いろんな苦労があるんでしょうね。
いおぴいまん:そうですね。すごいハイテンションで撮影したつもりが、動画を見たら、結構普通のテンションだったので、さらにテンションを上げて撮影しなおしたり・・・。
所長:(笑)
いおぴいまん:実は僕、パソコンの知識がぜんぜんなくて、ブログもYouTubeも、全部ネットやなんやで調べてやっているんです。
所長:独学でであの完成度はすごいですよ。すごい作りこまれてる。マインドマップを駆使した動画とかもあって(動画【学童保育】子どもの権利とは?)、わかりやすく伝えるためにどんどん技術的なレベルがあがっているのが感じられて、尊敬しかないです。
いおぴいまん:やっている方はあんまりわからないんで、そんな風に見てもらえていたら嬉しいです。衣装的にはどうですか?
所長:正直言って、最初見た時は「仮面ライダーアマゾン」かと思いました。悪者?いい物?どっち?みたいな(笑)。けど、見ていたら、いおぴいまんさんの誠実な人柄がすごく伝わってきて、見ていて安心できるし、すぐに、いおぴいまんのキャラに愛着を感じるようになりました。
いおぴいまん:そうなんだ(笑)。あの衣装、けっこう暑いんですよね。
所長:YouTubeの収益で衣装をグレードアップしていけばいいじゃないですか。あ、ピーマン農家さんとコラボしたらどうですか?めっちゃ思い付きで言ってますけど(笑)
いおぴいまん:〇〇産のとれたてピーマンで~す!みたいな?(笑)
所長:ピーマンは全国のスーパーにならんでいますから、ピーマンのパッケージにいおぴいまんさんが載ってる。
いおぴいまん:本気で言ってます?(笑)
ブログ更新の作業はいつやっている?
学童保育の仕事をしながら家庭では子育てをする二人。日常の中で作業時間を確保する苦労や悩みは共通のものだった。
所長:いおぴいまんさんは、毎日10時半に寝て、5時くらいに起きて記事を書いているって、Twitterで言っていましたよね。
いおぴいまん:そうですね。
所長:僕も最初の頃は、朝4時くらいに起きて書いていたんですけど、今は夜にダラダラ書いています。
いおぴいまん:知ってる。所長最近夜遅いな~って思ってました(笑)。
所長:ばれてました?(笑)朝早くに起きてやっていた時の方が調子が良かったんですけど。
いおぴいまん:家に帰ってから寝るまでの間でどれくらいの作業時間があるんですか?
所長:19時半くらいに帰宅して、なんだかんだで21時くらいから2~3時間くらいです。けど、最近は時間があっても、書く気がおこらず、ボーっとしてしまうこともあります。
いおぴいまん:それめっちゃわかる。
所長:書くことに疲れてる時がある。気持ちが乗ってきたらどんどん書けるんですけど。
いおぴいまん:わかります。
所長:仕事しながらのブログ発信って、家に帰ってからの時間とか、週末とか、際限なくやってしまうとこあるじゃないですか。1年半そんな生活続けて、これからもやっていこうと思うと、メリハリが大事だなって思います。
いおぴいまん:家族との時間も大切にしないといけませんよね。
所長:本当そうです。お互い子育て真っ盛りですものね。活動を理解して応援してくれているパートナーにも感謝ですね。
セミナーについて・・・
所長:いおぴいまんさんは、セミナーもされていますよね。どんな感じなんですか?
いおぴいまん:今のとことろ、ほとんど申し込みはないですね。
所長:あれは、申し込んだら、いおぴいまんが出てくるんですか?それとも生身ですか?
いおぴいまん:いおぴいまんで出ます。
所長:うちの職場研修で申し込もうかな・・・。
いおぴいまん:いいですよ。
所長:僕もセミナーやってみたいんですけど、申し込みの日に急遽保護者対応が入ったりすることがあったりと思うと、なかなか踏み込めません。
いおぴいまん:そうですよね。けどやってみたら何とかなると思いますよ。所長もやりましょう!
所長:そのためにももう少し記事を充実させたいな。あ、もし僕がセミナーやって、急に用事が入ったりして、「今日は急用のため、講師はいおぴいまんとなります。」みたいにピンチヒッターをお願いするとかできますか?
いおぴいまん:そんな風に、今後協力しあえるといいですね。
記事の作り方
いおぴいまん:僕は、記事は9割方、スマホやワープロソフトで完成して、仕上げにWordPressにコピペして作っているんです。
所長:僕は、タイトル先行で、いきなりWordPressで書き始めています。一応結末は想定しているんですけど、ゴールにたどり着けるかわわからない・・・。
いおぴいまん:Twitterでそんな感じのこと書かれていましたけど、「所長、そんなこと言って、ゴールがちゃんと見えてるんでしょ?」って思ってたんですけど、マジで行き当たりばったりですか?
所長:マジです。だから、続編が頓挫することもあります。
いおぴいまん:ある意味それで書けるってすごいですね。
所長:だから、中途半端が多いんですって。
【学童保育】子どもの呼び方は「あだ名」なのか「さん付け」なのかどっちがいいかの問題<前編>
「ブランディング」について・・・
所長:これまでブログの発信を1年半続けてきて、「ブランディング」(※1)はなんとなく形になってきたかなと思ってるんですけど。
いおぴいまん::所長のがってん学童は、イラストや図解が特徴的ですよね。
所長:図解はまだまだ勉強が必要ですけど、オリジナルのイラストを使ったアイキャッチ(※2)で、統一したイメージは作れているかなと。
いおぴいまん:アイキャッチとかはillustrator(※3)で作成されているんでしたね。
所長:そうです。パワポのもっと自由度が高いみたいなやつですね。アイキャッチは英語とイラストと色の組み合わせなんで、文字を書くよりは楽に作れます。
いおぴいまん:すごいですね。
所長:いおぴいまんさんは、「YouTuberいおぴいまん」のブランド力がすごいです。
いおぴいまん:そうですか?
所長:インパクトがめちゃくちゃありますからね。イメージキャラがあるのは強いですね。
※1:他の発信者と差別化を図るためのオリジナリティー、デザインやスタイルの統一性のこと。
※2:検索画面で表示される、ブログの表紙となる画像のこと。
※3:有名な描画ソフト
学童保育の問題について・・・
いおぴいまん:学童保育の問題って、様々な立場からの様々な意見があるじゃないですか?発信する時に悩みます。
所長:どっちの立場に立つか、僕も悩みます。それで、僕のブログでは、対立した意見の「掛け合い」でテーマを深めていく方法をとっているんです。
【学童保育】保育中に子どもを膝の上に乗せることはいけないことなのか?
いおぴいまん:あのやり方はいいですよね。
所長:けど心配になることもあります。僕のブログ、登場人物が結構感情的にやりあうでしょ?言われている方の立場の人が見たら、傷ついたりすることもあるんじゃないかと思って。
いおぴいまん:なるほど。
所長:その点、いおぴいまんさんの記事は、安心して読めますよね。
いおぴいまん:ポップでライトを心掛けていますから。
所長:悩みが多い職種でもあるから、前向きに発信し続けるいおぴいまんさんは素敵ですよ。
学びを深めるきっかけを作る
所長:全国指導員学校とか、全国学童保育研究集会とか、質の高い学童保育の研修があるけど、もっともっと参加者が増えるといいなと思います。
いおぴいまん:そういった研修があることすら知らない人も多いと思います。
所長:そこですよね。ブログを読んでテーマに興味をもった人を、そのような専門性の高い学びの場につなげることが、学童系ブロガーの一つの役割でもあるかと・・・。
いおぴいまん:橋渡し的な役割ですね。
所長:学びを深めるきっかけを作ること。
いおぴいまん:今の時代、ブログやYouTubeの発信力はすごいですから。
さいごに 発信することが自分自身の学びに
いおぴいまん:ブログやYouTubeで発信を初めて、本当に勉強になりますね。
所長:同感です。発信することで学ぶことがめちゃくちゃ多いです。
いおぴいまん:学童系ブロガーの方が増えて、この業界が盛り上がっていったらいいですね。
所長:そうですね。
いおぴいまん:僕たちの発信を見て、自分もやってみようと思う指導員の方がいたら、めちゃくちゃ嬉しいです。
所長:若い人とか、どんどん発信してほしい。僕も、もっと若いころからやっていたらよかった。
いおぴいまん:それは、本当に思いますよね。
所長:ブログは資産だから、若いころから積み上げていたら絶対得ですよ。
いおぴまん:その通りです。所長、今後もお互いがんばっていきましょう!
所長:はい!今日はめちゃくちゃ楽しかったです!まだまだ話したりない。
いおぴいまん:今回は、ブログやYouTubeの「発信」についての話が多めでしたけど、次回は「学童保育」についても、もっともっと語り合いたいですね。
所長:ぜひに。その時までお互いに頑張りましょう!
いおぴいまん:また一緒に飲みましょう。
(おわり)