
りえ先生

今回は、私の話です
- 指導員歴4年
- 趣味:マンガ・韓流
- 好きな芸能人:坂口健太郎
- 好きな音楽:Mrs.Green Apple・BTS
指導員の皆さん、保護者の皆さん、今日もお疲れさまでした。
皆さんは、今日はどんな一日を過ごされましたか?
私は、学童でとても気になることがありました。
2年生のさっちゃんのことです。
さっちゃんは、とっても甘えん坊です。
指導員とお話をするのが大好きで、よく私のひざの上に乗ってきたりします。

りえせんせ~
そして、トラブルや、ちょっと嫌なことがあると、いつも指導員を頼ってきます。

りえせんせ~
今日も、ちょっとしたトラブルから、さっちゃんは大泣きしてしまいました。
お帰りの時間にもまだ泣き止んでいなくて、仕方がないから私が家まで送っていくことにしました。
帰り道で、私は、さっちゃんを励ましたり、色々な話をしながら歩きました。
さっちゃんは家の前まで帰ってきたとき、まだちょっと涙のあとが残っていました。

くすん・・・
私がピンポンを押そうとしたら、さっちゃんが、

ちょっと待って・・・
と言いました。

私が泣いていたら、お母さんが心配するから・・・。
さっちゃんは、ドアの前で最後の涙をギュッと拭いて笑顔に変わりました。

りえせんせ、バイバイ!
そして、家の中に入っていきました。ドアの向こうから、さっちゃんの「ただいま~!」という明るい声が聞こえてきました。
私は帰り道で考えました。

なんなのよこれは・・・
お母さんに泣き顔を見せられない?って、さっちゃんは毎日どれだけがんばってるんだろう。
私は、さっちゃんがそんなふうに、たたかっていることを、全然知ってあげられていませんでした。

家の中で頑張っているから、外では甘えているんだわ
私は、1年生のてっちゃんのお母さんとのやりとりのことを思い出しました。

てっちゃん、家では甘えん坊でわがまま、毎日ほんとに大変で・・・

てっちゃん学童では、指導員に甘えることは少ないですよ
さっちゃんとてっちゃんは、正反対なんだ。家で甘えて外でがんばるてっちゃんと、外で甘えて家でがんばるさっちゃん。
てっちゃんのお母さんは大変そうだったけど、「子どもが家で甘えられる」って大事なことなんだと、あらためて私は思いました。
それで、歩きながら考えました。
私がさっちゃんにしてあげられることってなんだろう。
これまで私は、甘えん坊な女の子、泣き虫な女の子だと思って、そんなさっちゃんを受け止めてきました。
これからは、「さっちゃんはたたかっているんだ」と思って、そのためにも、指導員との関係は大切なんだと思って、さっちゃんのことをしっかり受け止めていこうと思います。
さっちゃんのお母さんは、仕事も子育ても一生懸命がんばっています。今日のことを、お母さんにどんなふうに伝えたらいいのか、伝えるべきなのか、私にはまだわかりません。明日、たけし先生と所長に相談してみようと思います。
子どもたちがそれぞれに背負っているもの、子どもが学童で指導員に甘えることの意味や背景について、考えさせられた一日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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