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その他 保護者

「戦争」について子どもたちにどのように話したらよいのか

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所長

がってん学童所長です

指導員

指導員のりえです

指導員

指導員のたけしです

当サイトでは、私の職場である学童保育所を舞台に、子どもたちにかかわる様々な問題を考えています。

私もまだまだ修行中です。だから、このサイトで発信する内容を、「正解」ではなく、一人ひとりの読書の皆さんが考えを深めたり、職場で同僚と議論をする「きっかけ」としてとらえていただけると大変ありがたく思います。

今起こっている戦争のこと

桜の花びらが咲き誇り、元気な1年生が学童保育に通い始めた、平和な日本と同じ空の下で、大きな戦争が起こっています。

保護者

ニュースを見て子どもが不安になっているわ・・・

連日の報道を見て、子どもが不安を感じているという話を保護者から聞きました。

指導員

私だって不安だわ・・・

指導員

子どもにとっては怖いよね・・・

兵士や多くの市民、そして子どもたちが戦争の犠牲になっています。

そんな戦争のことを子どもたちにどう伝えたらいいんだろうか」というのがこの記事のテーマです。

「暴力はだめなのに、なんで大人は戦争するの?」と子どもに聞かれたら

私たちは、常々子どもたちに、

指導員

暴力はだめ~!

指導員

話し合いで解決しようよ

って言ってきかせています。

子どもたちがケンカをして、手が出てしまったような時には、子どもの思いを聞きとりながら、やっぱり「手を出したらいけないよね」「言葉で伝えようね」と話します。こんな風に・・・

子ども

・・・!

子ども

・・・!!

指導員

何があったの?

子ども

かっけーが俺のこと殴ったんだ!

子ども

てっちゃんが先に叩いたじゃないか!

指導員

まぁまぁ二人とも落ち着いて・・・

りえ先生に何があったのか話してくれる?

ゆっくりとお互いの言い分を聞く中で、本当は相手に何が伝えたかったのかを考え、それぞれの思いを言葉で伝えあうようにします

子どもたちの成長によって、思考や言語が発達すると、しだいに手が出ることが少なくなり、言葉で気持ちを伝えたり相手の気持ちを理解する力がついてきます。

小学校低学年の子どもたちは、そんな成長の過程にあるんです。

指導員

二人とも、ちゃんと言葉で言えるじゃない

これからもそんな風に、言葉で気持ちを伝えるようにするんだよ

成長過程にある子どもたちだからこそ、暴力による解決じゃなくて、言葉でお互いの思いを伝えあい、理解しあうことの大切さを教えなければいけない。それが私たち大人の大切な役割だと思っています。

子どもの中に納得がいかない気持ちがある場合は、そんな思いを認めながらも、それでも、暴力という解決方法は間違っているんだよ、と子どもたちに伝えます。

けどそんな時に、

子ども

なんでだめなんだよ!

言葉で伝えて解決できるなら、なんで戦争があるんだよ!!

高学年

大人だって言葉で解決していなくせに

子どもにできるわけないだろ!!

高学年

戦争って国と国のケンカじゃん!

暴力じゃないか!

というように、子どもから言い返されたらどうしたらいいだろうか。

私は、実際に子どもからこのように言われたことはありません。

だけど、戦争の報道を見るたびに、子どもたちからのこんな質問を思い浮かべてしまうんです。

もし、このような質問を、子どもからぶつけられたら、大人として、指導員として、子どもたちになんて言ったらいいのだろうか。

言葉で解決することは「平和的な解決」

私なら、こんな風に答えるかもしれない。

指導員

暴力はだめ~!

言葉で伝えなくっちゃ!

子ども

なんでだめなんだよ!

言葉で伝えて解決できるなら、なんで戦争があるんだよ!!

指導員

あなたたちのケンカと戦争は違う・・・

戦争は、人の血が流れて、死んでしまう人もたくさんいるんだよ

戦争はね、確かに国と国のケンカなんだよ。だけど、てっちゃんとかける君のケンカと違うのは、兵器が使われてたくさんの兵士や、市民の命が失われてしまうのが戦争なんだ。

戦争中の国では、子どもたちは学校にも行けなくなる。スーパーやコンビニも閉まって、食べ物を手に入れることもできなくなったりするんだ。

戦争は、もっともっと恐ろしいものなんだよ。

指導員

だけどね、けんかと戦争が似ているところもあるの

子ども

え?

子ども

どんなところ?

それはね、戦争もけんかも、言葉じゃなくて暴力で解決しようとするところなの。

言葉での解決は、もめごとを「平和的に」解決するということなの。平和の世界につながっているんだよ。

指導員

だから、言葉で解決してほしいと思うの

子ども

わかったよ

だけど、なんで今戦争が起こってるの?

指導員

・・・そ、それは・・・

指導員

大人の私でも難しい問題なの

てっちゃんたちは、なんでだと思う?

子ども

え?

子ども

・・・なんでだろう・・・

平和の大切さをぶれずに伝えていく

僕ならこんな風に答えるかもしれない。

指導員

暴力はだめ~!

言葉で伝えなくっちゃ!

子ども

なんでだめなの?

言葉で伝えて解決できるなら、なんで戦争があるんだよ!!

指導員

戦争?戦争は絶対だめ~!

僕のばあちゃんがいっつも言ってるから!

僕のばあちゃんは、学校の先生をしていたんだけど、「生徒を戦場に送ってはいけない」って、昔っから言っていた、平和の人だったんだ。

それで、僕が小さい時から、この歌をよく歌って聞かせてくれた。

僕が言いたいのは、僕は、小さい頃から平和が大切ってことを伝えてくれる人がまわりにいて育ったんだ。

だから、僕は、大人になって、平和が大切だと思うようになったんだ。

だから僕はぶれずに、子どもたちに、「戦争はいけない」「平和が大切だ」ということを伝えていきたい。

戦争とは

私なら、こんな風に説明するかもしれません。

所長

暴力はだめだよ

言葉で伝えなくっちゃ!

高学年

なんでだめなんだよ!

言葉で伝えて解決できるなら、なんで戦争があるんだよ!!

所長

わかったよ

なんで戦争があるのかを説明するよ

戦争というのは、国と国の争いのことなんだ。少し難しいけど、辞書にはこんな風に書いてあるんだよ。

  • たたかい。いくさ。合戦。
  • 武力による国家間の闘争。

(引用元:『広辞苑(第七版)』)

それでね、なんで戦争があるのかっていう質問だけど、戦争になる理由は次のようなものがあるんだ。

  • 民族の争い
  • 宗教の争い
  • 資源の争い
  • 政治の争い
  • 領土の争い

実際には、これらの理由の一つだけではなく、いくつかが合わさって戦争が起こることが多いんだ。

それと、戦争は、その大きさによって「紛争」と呼ばれたり、同じ国の中で争いとなる「内戦」というのもあるんだよ。

所長

今起こっているロシアとウクライナの戦争はとくに注目されているけど、アフガニスタンやシリア・リビアなど、2022年時点で内戦や紛争などの状態にある国々があるんだ

戦争を子どもに話すときの留意点

指導員

国際NGOが戦争を子どもに話すときの留意点として、5つのポイントをまとめています

  • 耳を傾ける(子どもが感じていることを話したり、耳を傾ける時間を作る)
  • 合わせる(年齢に応じた説明を。詳細な情報は不必要な不安を与えることも)
  • 受け止める(「心配を否定された」と子どもが感じないようにする)
  • 安心を促す(世界中の大人が問題解決に挑んでいることを伝える)
  • 応援する(「助けたい」という気持ちをくむ。募金参加や平和の絵を描くことなど)

くわしくは、引用元のこのページを読んでください。

専門家がすすめる、子どもと戦争について話すときの5つのポイント/セーブザチルドレンHP

さいごに

指導員

所長の説明、子どもには難しいわ

所長

そうだね

戦争がなぜ起こるのかを子どもたちに伝えることは、私たち大人にとっても本当に難しいことだと思いました。

戦争は恐ろしい、平和な世界であってほしい。

今の戦争が一日も早く終わることを願います。

もし子どもから「暴力はだめなのに、なんで大人は戦争するの?」ときかれたら、みなさんなら、どのように答えますか?

吉田麻也選手のスピーチのこと

指導員

先日のサッカーW杯アジア予選の試合の後、吉田麻也選手が、こんなスピーチをしました

「世界の他の国では、戦争で大変な思いをしている方々がたくさんいる中で、平和に、大好きなサッカーを、そして日本の、自分の国を代表してプレーすることができて、心の底から感謝しています。ただ、一日も早く、戦争のない、平和な世界を取り戻すことが来ることを心から願っています。  

世界で唯一の被爆国として、戦争の恐ろしさを誰よりも理解している国として、僕たち日本人がもっと声を大きくして世界に訴えていかなければいけないと、僕は思います。」

(引用元:ヤフーニュース

所長

僕も見ていたけど、スポーツマンらしいまっすぐな言葉で、平和の大切さを訴えていました

難しく考えずに、自分の言葉で平和を語ることの大切さを教えてもらいました

憲法9条のこと

指導員

日本国憲法第9条では平和主義について規定されています

皆さんもよくご存じと思いますが、改めて掲載しておきます

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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