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はぁ・・・
保護者対応ってほんと大変
やんなっちゃう・・・
えらく悩んでいるね
私は、学童保育の仕事を20年続けてきた中で、たくさんの子どもと出会い、その数だけ保護者とも出会ってきました。
結婚して、自分の家族ができた時、私が目指した家族像は、それまで学童で出会った数々の家族でした。
「こんな父親になりたい」と思った自分の中のモデルは、学童で出会ったお父さん達でした。
色々な子ども、色々な保護者、色々な家族の姿を見ることができるのは、この仕事の素晴らしさだと思っています。
色々な職業の、色々な人生観の保護者と出会い、保護者から教えてもらったこと、学んだことは、本当にたくさんあります。
所長は保護者対応で悩むことないんですか?
もちろんあるさ
むしろ悩むのが仕事だと思っているよ
今回の記事では、保護者対応における基本的な心構えについてまとめました。
ご参考になれば幸いです。
この記事の内容
- 保護者がおかれている状況を想像する
- 保護者から学ぶ姿勢をもつ
- プロとして、指導員の意見もしっかりと伝える
- 保護者の多様な価値観を尊重する
- 保護者の要求は真摯に受け止めて気楽にやる
- 悩むのもお給料のうち
- さいごに・・・
保護者がおかれている状況を想像する
学童保育を利用する保護者は、働きながら子育てをする大変忙しい身です。
まずは、そんな保護者の苦労を指導員が理解することが大切です。
保護者対応や保護者との信頼関係の構築がうまくいかない理由の一つが、このような保護者の状況への理解が足りていない場合があります。
理解しているつもりなんですけど・・・
保護者の状況を理解しているはずなのに、それでも対応への不満やクレームが来た時の指導員の反応は2つです。
「そんな勝手なこと言わないで!」と保護者を責めるか、もう一つは「自分のどこが至らなかったのか考える」です。
もちろん、後者の方が指導員として成長することができます。
保護者の生活や抱える悩みは、100人いれば100通りあるのです。
そんな保護者からの意見や要求の一つひとつから、指導員としての自分を見つめなおし、成長の糧にしていきましょう。
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保護者から学ぶ姿勢をもつ
「大切なことを教えてもらいました」と保護者に言える指導員になろう
先にも述べたように、私は保護者からたくさんのことを学んできました。初めて指導員になったのが保護者会運営の学童保育所であったこともあり、人生の先輩、子育ての先輩として保護者から教わったことは数知れません。
いろいろな家庭の子育てを見ることができる学童保育は、まさに子育て大図鑑です。
今の年齢になっても、学童保育の様々な場面で、保護者の人間性や子育て観・仕事観に触れ、学ばされることが多いです。
また、私の経験では、怪我やトラブルの対応の中でこそ、保護者から大切なことを学ぶことが多いんです。
保護者の落ち着いた対応、立派な人柄にふれて
「もっと自分は頑張らないといけない」と心から思うことが多かった
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プロとして指導員の意見もしっかり伝える
保護者の意見や要望を受け止めるだけでなく、プロとして、指導員の考えや意見も、保護者に伝えられるようになりたいですね。
それが一番難しい・・・
トラブルや怪我の保護者対応では、保護者が、指導員の意見を受け入れてくれないこともあります。
一方的にこちらの思いを伝えることは、「指導員の思いを押し付けられた」「こちらの思いを受け止めてもらえなかった」などと、保護者の不満につながってしまうことがあります。
常日頃や、お便り・懇談会などの機会に、積極的に指導員としての保育観や子育てについての考えを発信しておくことが大切だと思います。
保護者の多様な価値観を尊重する
金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」って詩、知ってる?
小学校で習うやつですよね
「みんなちがってみんないい」♪
そうだよ
僕ら指導員は、子どもに接する時には、「みんな違ってみんないい」って思ってるでしょ
はい!
一人ひとりの個性は大切にしたいです!
保護者も一緒さ
みんな違ってみんないい。
わー!ほんとだ~!
みんな違ってみんないい!!
って思えるか~い!!
保護者の考えや価値観は本当に多様です。
ネットには、子育てや教育に関する情報が飛び交い、保護者は常に影響を受けています。
就労状況が多様化していて、家族の状況が様々であることも要因です。
保護者の多様な価値観は、学童保育に期待するものや指導員に求めるものも多様化させています。
そんな時代だからこそ、保護者とのコミュニケーションを大切にして、お互いの考えの違いを尊重していきましょう。
「いろんな考えがあっていいんだよ」「みんな違っていいんだよ」と、私たちがいつも子ども達に言っているように・・・。
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保護者の要求は「真摯に受け止めて気楽にやる」
若い頃、私が保護者対応でぼろぼろになった時に、先輩の指導員にが私に言ってくれたのが、
「真摯に受け止めて、気楽にやりなよ~」という言葉でした。
その時私は、この言葉を聞いて、随分と肩の力が抜けたものでした。
反省すべきことはしっかり反省する。
反省したら後は気楽にやる!
こうやって気持ちを切り替えていくことも大切です。
おいら、気楽は得意だぜ!
たけし先生は、もう少し「真摯に受け止める」って部分を頑張ってね・・・
悩むのもお給料のうち
悩むのもお給料のうちなんだよ~
この言葉も、私が若い頃にベテランの指導員から聞いた言葉です。
子どもや保護者の対応で悩むのは、それだけ一生懸命に指導員をやっているから。
その悩みは長い目で見たらあなたの力になります。
私もこれまで、深刻な保護者対応を経験して、そのおかげで成長することができました。
保護者からずいぶんと鍛えてもらったと、今では感謝しています。
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最後に・・・
どうですか?少しは前向きな気持ちになれましたか?
なんとなく・・・ですけどね。
さ!気持ちを切り替えて、子ども達のために今日もがんばろ~!
最後になりましたが、保護者は、いろんな意見を指導員に言うものの、保護者の方を見て仕事をしている指導員よりも、いつも子どもをまっすぐに見ている指導員のことを信頼するものです。
そして、子どもが大好きな先生のことが、保護者も大好きになるんですね。
これは、私が親として、わが子がお世話になっている先生たちから、常々学ばされてきたことです。
子どもたちと誠実に向き合って、子どものことを一生懸命に考えて頑張る。
実はこれが一番の保護者対応なのだと思います。