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【学童保育】「公営」と「保護者運営」どうちがうの?

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指導員

所長の前の職場って、保護者会運営の学童でしたよね。

所長

あの頃は本当に楽しかったよ。

学童保育には、市町村が直接運営する公立公営の学童保育所や、社会福祉協議会や法人・保護者会などが市町村から委託されて運営している学童保育所など、様々な運営形態があります。

今回は、運営形態の違いによって、学童保育の現場が、どんなふうに変わってくるのかをお話しします。私の経験が、これから学童保育で働く皆さんの参考になれば幸いです。

保護者会運営の学童保育所とは?

指導員

「保護者会運営」ってどういうことですか?

所長

保護者が集まって、自分たちで学童を運営しているんだよ。

その地域に、公営の学童保育施設がないため、保護者が、自分たちで職員を雇い運営しているのが、保護者会運営の学童保育所です。

私が、大学を卒業して、まず最初に勤めたのは、保護者会運営の学童保育所でした。

所長

保護者は利用者であると同時に、僕の雇用者だったんだ。

指導員

ちょっと不思議な感じですね。

所長

僕の面接試験をしたのも、保護者会長のお父さんだったよ。

私の同僚は、1つ年上の男性でした。20代前半の男二人が、学童保育所の切り盛りをしていたのです。

右も左もわからないような私たちでしたが、学童保育の素晴らしさや保護者の願い、社会人としての心得をなどを、この学童で学び、一歩一歩、支援員として成長していったのでした。

保護者会運営の学童の良さ

所長

とにかく家族との距離が近かったよ。

今思えば、若い支援員は、保護者にとってはかわいい存在だったのだと思います。夕方になったら、保護者のお父さんから、学童に電話がかかってきて、

保護者

今晩行こか~!

と、飲みに誘われたり、休みの日は遠くまで遊びに連れて行ってもらったり、お母さんからも、夕飯やホームパーティーに誘われたりすることが結構ありました。

指導員

私は、近すぎてつらいかも・・・。

所長

そう思う人もいるかもね。

まぁ、15年以上も前の話だから。

楽しいことばかりではありませんでした。失敗したり、壁にぶち当たったり、苦労もたくさんありました。

保護者から叱られたり、様々な保護者の考えの違いに悩んだりしたことも数えきれません。

けど、それ以上に、保護者の期待感や、若い支援員を育てたいという熱意を、いつも身近に感じることができました。だから毎日、子どものことを考えて、精一杯に良い保育を目指して頑張りました。

当時、同じ保護者会運営の学童保育所の支援員が集まる、自主研修会に所属していました。ここで、色々な遊びや取り組みを学んだり、たくさんの刺激をもらうことができました。

そして、やってみたいと思った保育を、とにかく実践していったんです。

若い支援員二人で、いつもわくわくして、時間を忘れて準備に熱中しました。そして、自分たちの保育の反応が、良くも悪くも、子どもたちや保護者からダイレクトに返ってくる。この積み重ねは、自分の支援員としての人生の中で、かけがえのない経験となりました。

今でも、この学童の保護者とは、年賀状のやりとりをしたり、OBの子ども達(今は立派な大人)と会うことがあったり、繋がりは続いています。

保護者会運営の学童の良さ

  • 家族との親密な距離感が魅力
  • 保護者自身が運営者なので、熱心で協力的な人が多い
  • 保育の自由度が高い

私が公営の学童保育所に転職した理由

指導員

なんで、その学童をやめちゃったんですか?

所長

きっかけは、結婚して子どもができたことだったんだ。

保護者会運営のその学童は、市から補助金をもらっていたものの、ギリギリの運営状況でした。保護者会長のお父さんは、いつも、「この学童では、君を一生食べさせていくことができないんだ」と、言っていました。

私も、結婚して人生の新たなステージに立ち、家族のために、より安定した職場に移りたいを考えるようになりました。ある日、そのお父さんに、公営の学童へ転職する考えを話すと、「絶対に行きなさい」と、背中を押されました。

所長

その時は寂しかったけど、今はそのお父さんには、本当に感謝しています。

転職のもう一つの理由は、自分の力量を高めるために、経験豊富な施設長のいる学童保育所で学びたいという思いでした。その当時、やりたい保育にどんどんチャレンジできる充実した日々だったのですが、支援員としてもっと成長したい、そのために厳しい環境に身を置きたいと考えるようになっていたのです。

所長

ちなみに、転職は引き抜きだったから、簡単な面接で採用になったよ。

指導員

そうだったんですね。

所長

一生懸命やっていたら、次につながるものなのさ。

公営の学童保育所の良さ

私の新しい職場(この学童)は、「公営」の学童保育所でした。児童数も職員数も、以前より多くなりました。同僚が増えたことで、保育について議論したり、協力して保育をすることの大切さを学ぶことができました。

所長

尊敬できる先輩や施設長と出会えたんだ。

そして、保護者会運営の学童で学んだことを土台に、ここでも、子どもたちと様々なことに挑戦し、充実した日々を過ごしました。

指導員

保育の自由度は、前の職場と比べてどうですか?

所長

自由だったのは前の職場かな。けどここで、やりたい保育をするための苦労を味わったことで、自分は成長できたと思っているよ。

学童保育所同士のつながりの規模も、保護者会運営の学童と比べると、かなり大きなものでした。全市的な研修や行事などでは、市内の大勢の支援員と出会い、大がかりな取り組みを行うような経験をすることができました。

そして、今の職場で10年が経った頃、施設長が退職することになり、後任を任されることになったのです。

公営の学童の良さ

  • 運営が安定している
  • 行政研修など指導員の成長支援が充実している
  • 主任・施設長などの役職があり、キャリアアップができる。

さいごに・・・

いかがだったでしょうか。公営と、保護者会運営、どちらにもよいところがたくさんあります。

私にとっては、両方の職場があっての今の自分です。

しかし、強いて言うなら、私は、保護者会運営の学童保育施設で、自分の支援員人生をスタートすることができたことは、本当に幸運だったと思っています。

同じ運営形態の学童保育の中でも、その職場環境や保育内容には違いがある場合もあります。良い職場に出会うためにもは、就職前のリサーチは大切です。

それでは今日はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう。

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