今回の記事では、こども家庭庁や関連するトピックスをわかりやすいイラストを交えてお伝えしていきます。
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こんにちは、がってん学童所長です。
今日は、「こども家庭庁」について一緒に勉強しましょう。
たけし先生は、こども家庭庁についてどれくらい知ってる?
なんとなくしか知りません!
私も気になっていました。
こども家庭庁に関しては、課題面にくらべて、その内容があまり伝わっていないように感じています。
今回の記事では、こども家庭庁について、その役割や組織などを、わかりやすいイラストでお伝えしていきたいと思います。
学童保育だけでなく、子どもに関する様々な職場や、子育てを支援する団体、子育て中の保護者の皆さんなどが、こども家庭庁に関する理解を深めていただくきっかけとなると大変嬉しいです!
皆さんも、がってん学童の指導員と一緒に学びましょう!
※このきじでつかわれている「イラスト」や「ず」は、こどもやこどもにかかわるひとは、じゆうにつかってください(むりょう!)。
この記事の内容をもっと簡単にまとめて5分で読めるようにした記事もありますので、忙しい人はそちらから読んでもらってもOKです。
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【こども家庭庁が5分でわかる!】基本的な内容をイラストでわかりやすく解説
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目次
「こども向け資料」がおすすめ
こども家庭庁について知りたいなら、内閣官房こども家庭庁設立準備室が作成した、こども向けの「こどもかていちょうについて」という資料がおすすめです。
とてもわかりやすくまとめられてますので、大人も読みやすいです。ぜひチェックしてくださいね。
プリントアウトしたものを施設に置いて、子どもたちに読んでもらいましょう。
こども家庭庁はいつできるの?
こども家庭庁は、2023年4月1日に発足します。
「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針」が2021年12月21日に閣議決定され、これに基づき、「こども家庭庁設置法」と「こども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律」が国会で成立しました。(2022年6月)
え?来月??
こども家庭庁ができる背景は?
こども家庭庁が設立された背景には、こどもや子育てする親をとりまく、日本社会の深刻な状況があります。
- 少子化
- 児童虐待
- こどもの貧困
- いじめやこどもの自殺
これらを示す数値は、年々、「最悪」を更新し続けています。
もともとひどかった状況に「コロナ禍」がやってきました。コロナ禍によって、子育て世帯の孤立化や、収入の減少による不安定な生活が一層深刻化し、こどもや子育てをする親を追い詰めることになったと言われています。
未来を支えるこどもたちや、そんなこどもたちを支える親を大切に守ることが、日本の社会には求められています。
そのために、こども家庭庁がつくられることになりました。
厳しい見方をすると、それくらいひどい状況になっていて、今までのやり方では通用しないから、こども家庭庁が生まれたと言えます。
大変な状況にあるこどもや家庭が増えているんです・・・
「子ども庁」か「子ども省」か「こども家庭庁」か
こども家庭庁が生まれる前の議論の中では、その位置づけや名称について、様々な意見が出されました。
こども家庭庁を「こども庁」とするべき!という人は、「家庭」という言葉にとても辛い気持ちを持つこどもがいると考える人は、「こども庁がよい!」と主張しました。
また、子育ての責任は家庭が負うべきだと考える人は、「こども家庭庁がよい!」と主張しました。
他にも様々な意見があり、議論の結果、「こども家庭庁」という名称になりました。
庁と省の違い
こども家庭庁が生まれる前の議論の中では、「こども省にするべき!」という意見もありました。
「省」と「庁」の違いとは何でしょうか。
行政には「府」「省」「庁」があります。
- 「府」は、行政の最上位機関。日本には内閣府のみが該当。
- 「省」は、行政における最大の包括単位。
- 「庁」は、「府」や「省」の外局。必要に応じて設置される。
こども家庭庁は、内閣府の外局という位置づけであり、「府」や「省」の下位の機関となります。
しかし、こども・子育てに関する専門機関であり、様々な役割が期待されています。
参考URL:3分で簡単にわかる省と庁の違い!どちらが上なの?業務内容も雑学好きライターがわかりやすく解説
こども家庭庁が目指すのは?
こども家庭庁は、「こどもまんなか社会実現」を、目標としています。
「こどもがまんなか」という言葉は、私たち学童保育の関係者や、こどもにかかわる職場の中では、昔から大切にされてきました。
なので、とても感慨深いものがあります。
ぼくも大好きな言葉です!
内閣官房こども家庭庁設立準備室の「こどもかていちょうについて」というこども向け資料には、以下のように書かれています。
こどもや若者のみさんは、一人ひとりが大切な存在です。みなさんが自分らしく健やかに幸せに成長できるように、社会全体で支えていくことがとても重要です。そこで、大人が中心になっていたこの国や社会のかたちを「こどもまんなか」へと変えていく司令塔として、こども家庭庁という国の新しい組織をつくることになりました。
こども家庭庁は、いつも、こどもにとって何が大切かを、こども目線で考えて、政府の仕事をリードしていきます。
こども家庭庁の体制は?
こども家庭庁は、内閣総理大臣・こども政策担当大臣・こども家庭庁長官をリーダーとして、その下に、「企画立案・総合調整部門」「成育部門」「支援部門」が置かれます。
一つひとつ紹介していきますね。
こども政策担当大臣は?
初代こども政策担当大臣は、小倉將信(おぐらまさのぶ)氏です。
氏は、令和4年には、こども政策・共生社会・女性活躍・孤独孤立対策・内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)を担当しています。
こども家庭庁長官は?
初代こども家庭庁長官は、渡辺由美子(わたなべゆみこ)氏です。こども家庭庁設立準備室の室長を務めていた人です。
氏は、1988年に厚生省(現厚生労働省)に入省、医療や介護保険など社会保障分野や児童福祉行政に携わり、子ども家庭局長や官房長を歴任しました。
企画立案・総合調整部門
\全体をとりまとめる/
企画立案・総合調整部門は、こども政策全体のとりまとめをします。
- こどもや若者の意見を聴き、こども政策全体の企画・立案
- 地方自治体や民間の団体と協力
成育部門
\こどもの育ちをサポート/
成育部門は、こどもの育ちをサポートする役割を担当します。
- 妊娠・出産の支援や母親や乳児の健康の支援
- 保育所や幼稚園など小学校に入学する前のこどもの育ちをサポートする
- 小中高生の居場所作りや放課後児童クラブをサポートする
- こどもの安全をサポートする(性的被害や事故からこどもを守る)
支援部門
\特に支援が必要なこどもに/
支援部門は、特に支援が必要なこどもをサポートします。
- こどもの虐待防止やヤングケアラーなどの支援
- 家族以外と暮らしているこどもの支援
- こどもの貧困やひとり親家庭の支援
- 障害のあるこどもの支援
(参考資料:内閣官房こども家庭庁設立準備室「こどもかていちょうについて」)
こども家庭庁の役割
こども家庭庁は、こどもに関する政策の司令塔としての役割を担います。
こども家庭庁は、社会の変化によって次々と生まれる新しい課題に、省庁の枠組みを超えて素早く対応します。
こども家庭庁ができると、内閣府や厚生労働省でバラバラに対応していた子どもに関する問題が、こども家庭庁に「移管」されます。これにより、切れ目のない支援や、支援の網の目からの取りこぼしを防ぎます。
また、こども家庭庁は、文部科学省と連携して、いじめ対策などに取り組みます。
こども政策担当大臣は、各省庁に「勧告」し、対応の改善やより良い施策を求めることができます。
幼保一元化は実現しなかった
幼稚園は文部科学省の管轄、保育園は厚生労働省の管轄であり、同じ年齢のこどもたちをとりまく問題を解決するために、幼稚園と保育園を統合する「幼保一元化」や「幼保一体化」を求める議論が昔からされてきました。
こども家庭庁が生まれる時にも、幼保一元化の議論がありました。しかし、幼保一元化の壁は高く、実現しませんでした。
幼保一元化より、こども家庭庁をとにかく発足させることを優先したと言われていますね。
こども家庭庁が大切にする3つの姿勢
こども家庭庁は、次にあげる3つの姿勢を大切にしていきます。
「こどもかていちょうについて」には、以下のような内容が書かれています。
こどもの目線、子育てをしている人の声を大切にすること
こどもの意見を聴くことが、こどもを大切にする第一歩です。
地方自治体と協力すること
こどもや子育てをしている人にとって身近な地方自治体(都道府県・市区町村)とよく話し合い協力をします。
NPOや地域の人たちと話し合い協力すること
こどもや若者、子育て支援を行っているNPO(社会問題に取り組む民間団体)や、地域で活動している人々とのつながりを強化し、よく話し合い、連携していきます。
NPOは、「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称です。様々な社会貢献活動を行い、営利目的でない団体のことです。
こども家庭庁のこども政策の6つの基本方針
こども家庭庁は、こどもの最善の利益を第⼀に考え、こどもに関する取組・政策を社会の真ん中に据えた「こどもまんなか社会」の実現を目指します。
そのために、こども政策で大切にする6つの基本方針をもっています。
「こどもかていちょうについて」には以下のような内容が書かれています。
こどもや子育てをしている人の目線に立った政策を作ること
- こどもは、まわりの人に支えられながら、自分のことを自分で決めたり、意見を伝えたりする主体です。
- こどもの声をしっかりと聴いて、こどもにとって一番いいこと(こどもの最善の利益)を考え政策に反映していきます。
- こどもや若者とのかかわり(参画)を応援します。
- 子育てをする人の苦労や不安が減り、ゆとりを持てることが、こどものより良い成長につながります。そのため、⼦育てをする当事者の意⾒を政策に反映していきます。
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すべてのこどもが心も身体も健康に育ち、幸せになること
児童の権利条約に従って、以下の内容に取り組んでいきます。
- すべてのこどもが、命を守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長していけるようにします。
- こどもにとって何が一番よいのかを考え、決めたり、行われたりするようにします。
- こどもが、自分に関することに意見を言えるようにします。大人は、その意見を、こどもの年齢や成長に応じて、大切にします。
- すべての子どもは、一人の人として大切にされ、どんな理由でも差別されないようにします。
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- 妊娠前から大人になるまで、こどもの健康や生活をささえ、教育を受けられるようにします。
- すべてのこどもが、安全で安⼼して過ごせる居場所を持ち、いろいろな体験ができ、幸せな状態(Well‐being)で成⻑できるようにします。そのため、家庭、学校、職域、地域などが⼀体的に取り組んでいきます。
- 性別にかかわらず、すべてのこどもが、自分の可能性を広げていけるようにします。
だれひとり取り残さないこと
- 虐待や貧困など、困難な状況にあるこどもを含めて、すべてのこどもが、取り残されることがないようにします。
- こどもが、当事者として、社会に参画できるように⽀援していきます。
政府の仕組みや組織、こどもの年齢によって、支援がとぎれないようにすること
- こどもにとって困難なことは単純ではなく、様々なことが重なって、いじめ・不登校・ひきこもり・非行などにつながっています。
- いじめ・不登校・ひきこもり・非行などは、子どもからのSOSであり、家族にも悩みがあります。
- これらの困難を解決するために、色々な専門家が協力するとともに、こどもの年齢によって、こどもや家庭への支援がとぎれないようにします。
こどもや家庭が自分で動かなくても必要な支援が届くようにすること
- 困っているこどもや家庭ほど、助けを求めたり相談することが難しいです。
- そのため、こどもを支援する人が、こどもや家族がいる場所に出向いたり(アウトリーチ型支援)、SNSなどで自動的に通知がくるような工夫(プッシュ型情報発信)をおこなっていきます。
こどもに関する調査やデータを集め、それを政策にいかすこと
- こどもの考え・こどもや家庭をとりまく状況、こどもを支える団体などについて集めた調査やデータを政策にいかします。
- 数字だけでなく、こどもの言葉を大切にします。
(参考資料:内閣官房こども家庭庁設立準備室「こどもかていちょうについて」・「こども政策の新たな推進体制に関する基本⽅針のポイント(概要版)」)
こども基本法とは?
こども家庭庁の発足と深い関係がある、「こども基本法」についても見ていきましょう。
こども基本法は、2022年6月15日に国会で成立し、こども家庭庁発足と同じ、2023年4月1日に施行されます。
こども基本法には、今後、こども家庭庁が行うこども施策について定められています。
こども基本法 第一条
(目的)第一条
この法律は、日本国憲法及び児童の権利に関する条約の精神にのっとり、次代の社会を担う全てのこどもが、生涯にわたる人格形成の基礎を築き、自立した個人としてひとしく健やかに成長することができ、心身の状況、置かれている環境等にかかわらず、その権利の擁護が図られ、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指して、社会全体としてこども施策に取り組むことができるよう、こども施策に関し、基本理念を定め、国の責務等を明らかにし、及びこども施策の基本となる事項を定めるとともに、こども政策推進会議を設置すること等により、こども施策を総合的に推進することを目的とする。
参考URL:G-GOV法令検索
こども大綱とは?
こども基本法 第二章では、具体的な施策として、「こども大綱」の策定が書かれています。
こども大綱では以下の事柄が定められます。
- こども施策に関する基本的な方針
- こども施策に関する重要事項
- こども施策を推進するために必要な事項
また、こども基本法には、都道府県や地方自治体は、政府が定めるこども大綱をもとに、「都道府県こども計画」「市町村こども計画」を定めることが書かれています。(第十条)
そして、これまでの流れで当然のことながら、こども大綱や都道府県・市町村のこども計画を定める過程では、こどもの意見が反映されなければなりません。
このことも、こども基本法にしっかりと書かれています。
国及び地方公共団体は、こども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては、当該こども施策の対象となるこども又はこどもを養育する者その他の関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。(第十一条)
こども家庭庁発足の後、私たちの自治体に、いつ・どのようにこどもの意見を聴く取り組みがおりてくるんでしょう。
国や自治体の動きに注目しよう。
「こども」はひらがな表記?
こども基本法やこども家庭庁の様々な公文書では、従来の「子ども」ではなくすべて平仮名の「こども」と表記されています。
これまで、子供・子ども・こどもの使い分けは以下のようになっていました。
- 新聞やテレビなどのマスコミは「子供」で統一
- 文部科学省は「子供」を推奨
- 「公文書」や「公用文」では「子供」が原則
- 「法令文」では「子ども」が最も多い
参考URL:子供・子ども・こどもの使い分け。公文書での表記は?
こども家庭庁が「こども」と表記するのは、これまでの政策と一線を画す「覚悟」を表明しているのでしょうか。
ともかく、2023年4月以降、こども家庭庁にリードされる形で、今後のこども表記をどのようにするか、自治体や施設等で議論がまきおこることになりそうです。
ひらがなでかかれているのは、かんじがよめないこどものためでもあるんだって!
こども基本法のこどもの定義は?
こども基本法 第二条では、『この法律において「こども」とは、心身の発達の過程にある者をいう』とされています。
これまでは、年齢が19歳になると、必要な支援が受けられなくなる等の問題があり、こども家庭庁の「基本方針」にある、「政府の仕組みや組織、こどもの年齢によって、支援がとぎれないようにする」ために、対象となる年齢が決められていません。
ちなみに、皆さんもご存じのとおり、児童福祉法では、子どもの定義は「0歳から18歳」とされています。
支援が必要な人には、とても大事なことだと思うわ。
こども家庭庁はこどもの意見をどうやって聴くの?
これまでの話で、「こどもまんなか社会」では、こどもの意見が大切だってわかったけど、どうやってこどもの意見を聴くんですか?
いくつかの方法が考えられているみたいだよ。
今後、こどもの声を政策に反映していくうえで、こどもの意見を聴いたり、こどもが政策立案に参加できる仕組み作りが必要となります。
こども家庭庁は、以下のような工夫を行っていくそうです。
- 意見を言いたいこども・若者が集まり「会」を開く
- こども・若者が政府の会議に参加できるようにする
- こどもに関する政策を決める時には、政府がこどもにわかりやすく情報を伝え、こどもが政府に意見を送れるようにする(パブリックコメント)
- SNSなど、こども・若者が参加しやすい方法を工夫していく
もっと色々な方法を考えたいですね
そうだね。学童保育では、ずっと以前から、こどもの意見を聴く実践を積み上げてきたから、ぜひ参考にしてほしいと思う。
こどもの意見を聴く取り組みは、大人・こども双方の成熟が必要であり、軌道に乗るまでは、様々な試行錯誤が必要だと思います。
その過程では、学童保育や児童館など、こどもの権利とこどもの意見を大切に取り組んできた施設の工夫や実践がきっと大きな力になるはずです。
政府・自治体の皆さん、ぜひとも頼りにしてくださいね。
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こども家庭庁に関連して知っておきたい用語
こども家庭庁に関する様々な資料に目を通していて、ちょっとわかりにくけど大切な用語に出会いました。
最後にいくつか解説しておきたいと思います。
今後も少しずつ用語を追加していきたいと思います!
ヤングケアラー
例えば、小学4年生の子どもが幼児弟や妹の食事の準備や着替え・就寝などを含め、世話をしているなど、本来親が担うと思われる家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものことをヤングケアラーと言います。
DBS
こども家庭庁の令和5年度の予算要求には、「日本版DBS」の創設が書かれています。
DBSは、「Disclosure and Barring Service(ディスクロージャー・アンド・バーリング・サービス)」の略です。
日本語では、「前歴開示および前歴者就業制限機構」となり、個人の犯罪履歴などのデータベースを管理して、さまざまな職業に就く際に必要な証明書を出す仕組みのことです。
これを子どもに関わる職業に限定して導入するのが、こども家庭庁が取り組むもうとしている施策です。
こどもを、こどもにかかわる職員から守るためなんだ・・・。
アドボカシー・アドボケイト
権利表明が困難な子どもや高齢者・障害者など、さまざまな理由で権利を行使できない状況にある人に代わって、その権利を代弁・擁護し、権利実現を支援する機能を、アドボカシー(advocacy)、代弁・擁護者を、アドボケイト(advocate)と呼びます。
こども家庭庁がこどもの意見を聴取するうえでは、アドボカシーがとても重要になるんだ。
困難な状況にあり、意見を言えない、様々なこどもの声を、どのように政策に取り入れていったらいいんだろうか・・・
こども保険
こども家庭庁の課題の一つが財源の確保です。持続的・安定的な子ども政策を実施するうえでの財源確保の方策として、「こども保険」という考えがあることも知っておきたいです。
介護保険は高齢者を支える仕組みだけど、こども保険とは・・・
さいごに・・・
いかがだったでしょうか。
こども家庭庁に関しては、まだまだ書きたりないことがありますが、ひとまず今日は、以上とさせていただきます。
今後もこども家庭庁に関連する情報を発信していきたいと思いますので、ぜひご期待ください!
おなかいっぱいです・・・
これからもこども家庭庁の動きに注目したいです。
できた後が肝心なんだよ。こども子育ての最善線を担う学童保育に携わる者として、しっかり見守っていこう。
学童保育の現場では、こどもの権利やこどもの意見表明を大切にしながら、こどもたちとともに豊かな放課後の生活をつくる努力を重ねてきました。
私もそんな学童保育に長年従事し、こどもや子育てをとりまく環境の悪化を肌で感じ、学童現場に吹き荒れる「逆風」を感じる日々を過ごしています。
こどもをとりまく状況がよくなりますように!
こどもや子育てをする親、そして、こどもや子育てを支援する現場の切実な願いや期待を、こども家庭庁がどのようにくみ上げ、施策に反映していくのか、発足後の動きを見守っていきましょう。
こどもや子育てにかかわる職員は、制度を学び、政府や自治体に積極的に意見を届けていきましょう。
こども家庭庁がかかげる「こどもまんなか社会」の実現の中で、がってん学童が大切にしている「〇△▢」が拡がっていくことを期待して・・・。
【参考サイト】内閣官房こども家庭庁設立準備室「こどもかていちょうについて」/G-GOV法令検索/「こども政策の新たな推進体制に関する基本⽅針のポイント(概要版)」/参考URL:3分で簡単にわかる省と庁の違い!どちらが上なの?業務内容も雑学好きライターがわかりやすく解説/「子供・子ども・こどもの使い分け。公文書での表記は?」国語力UP.com/
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