来春からのお子様のご入学おめでとうございます!今回の記事では、学童(学童保育)の利用が決定した後、4月までにどのような準備があるのかを、わかりやすくお伝えします。
初めての学童保育で、わからないことだらけだわ・・・
働く保護者にとっては忙しい時期で、新年度準備は大変ですよね。
安心して親子で新年度を迎えるためのポイントをましたので、ぜひ参考にしてください!
新年度準備のポイント
- 入所説明会に参加する
- お子様に、学童に通うことを知らせる
- 学童の指導員に配慮して欲しい事柄を伝える
- 小学校の担任にお子様が学童に通うことを伝える
- 学童から指定された持ち物を準備する
- 家から学童までの道のりを親子で歩いてみる
- 学童からの帰宅方法を考える
- 子どもと一緒に学童を見学する
- 春休み保育を利用する
- さいごに・・・
大切なお子さまをGPS端末で見守り 「soranome(ソラノメ)」
では、詳しく見ていきましょう!
入所説明会に参加する
4月までに、「入所説明会」などの機会を通じて、保護者に学童の生活内容や4月から利用するにあたっての注意点、提出が必要な書類などが説明されます。
入所説明会には、必ず参加しましょう
入所説明会では、お子様が4月から通うことになる学童の環境や先生について、保護者が自分の目で確認することができます。
わからないことや困っていることについて、直接先生に質問することもできます。
入所説明会に保護者が参加するために、お子様が家で留守番をしないといけないような場合は、お子様を連れて説明会に参加することができる場合がありますので、施設に確認してください。
ポイント
入所説明会は、4月からお子様がスムーズなスタートを切るためのヒントが満載!
私の施設では、入所説明会に、お父さんが出席されるている家庭もあります。
下に弟妹がいるご家庭などは、保育園はお母さん、学童はお父さんなど、夫婦で役割分担をされているようです。
この機会に、ご夫婦で相談してみてはいかがでしょうか。
俺の出番??
学童保育は、お父さんの出番も多いですよ!
お父さん同士で仲良くされている方も多いです。
ぜひお願いします!!
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お子様に「学童保育」に通うことを知らせる
お子様に、4月から学童に通うことを話してあげてください
学童に、申請書類を取りに行った時、入所説明会に参加したときなど、様々なタイミングで、少しずつ、お子様が心の準備をしていけるようにしましょう。
お子様が学童保育に通うことを知らせる時に、「保護者が働いている理由」や、「保護者が仕事で頑張っていること」「やりがいに感じていること」などを、一緒に話してあげることも大切です。
保育園や幼稚園では、周りにいるお友達は、みんな一緒の保育園児であり、幼稚園児です。学童保育はそうではありません。
4月からお子様が学童保育に通うときに、小学校のクラスのお友達の中には、学童に行かずに家に帰る子もたくさんいます。そんな時、子どもながらに「なんで自分は学童に行っているんだろう」と疑問に思うことがあるかもしれません。
学童は、子どもが行きたいから通う習い事と違い、また、全員が通う小学校とも違います。
学童保育に子どもが通うのは、親が働き続けるためです
だからこそ、お子様に、親が働く理由や親が感じている仕事の「やりがい」を話してあげて欲しいのです
難しく考えなくて大丈夫です。「父ちゃんな、お前が腹いっぱいご飯が食べられるように、毎日仕事行っているんだ。父ちゃんも頑張ってるから、4月からはお前は〇〇学童クラブで頑張るんだぞ。」という感じで、保護者の言葉で伝えてあげてください。
お母さんは、会社に行くのがお仕事なの
じゃぁ、僕のお仕事は学童に行くことだね!
同時に、学童保育は、遊びが中心の生活の場であること、色々な楽しい行事があること、たくさんの仲間がいること、おやつがあることなども、お子様に教えてあげてください。
ポイント
お子様が学童に通うことを知らせる時に、親が働く理由や仕事のやりがいなどを話してあげてください
学童の先生に配慮して欲しい事柄を伝える
学童では、保護者の勤務先や緊急時の連絡先、お子様の性格や好きな遊びなどを記録する「児童票」を、4月の利用開始までに保護者に提出してもらいます。
児童票はできるだけ詳しく記入してください。
学童では、毎日おやつが出ます。食物アレルギーがある場合は、必ず学童保育施設に伝えましょう。小学校に提出する「食物アレルギー等対応表」のコピーの提出を求められる場合もあります。
アトピー性皮膚炎などで、汗をかいたら痛みや痒みがあるお子様なども、そのことを先生に伝えておきましょう。
これまでに、発達相談や療育を受けたことがあるお子様や、特性のあるお子様も、事前に学童保育の先生にその旨を伝えてください。
詳しい話を保護者から聞くことで、私たち指導員は、お子様が安心して4月から学童保育を利用するためのサポートや準備を考えることができるようになります。
最近保護者が離婚したなど、家庭環境に変化があった場合なども、先生に伝えておくと、学童保育での生活の中で、しっかりと見守ってもらえるはずです。
学童の先生には、守秘義務がありますので、安心してご相談ください
私の経験ですが、2月に、お子様が大好きだったお祖母様が亡くなったことを、保護者が知らせてくれたおかげで、不用意な言葉がけを避け、より丁寧にそのお子様のことを見守ることができました。
ポイント
保護者からお子様に関する「配慮事項」を詳しく聞くことで、4月からのお子様のサポートができます
小学校の担任に、お子様が学童に通うことを伝える
小学校の先生には、必ずお子様が学童に通うことを伝えましょう
これは、新学期になってからのことですが、小学校入学式の翌日、お子様が初めて登校する日には、必ず学童に登録していること、今日は学童に行くことを、担任の先生に連絡帳で伝えましょう。
4月当初、小学校は、地域ごとの集団下校となります。
学童に行く子どもは、「学童保育グループ」のように、地域別のグループとは別に集められ、まとまって学童まで移動します。
担任の先生が、お子様が学童に通うことを知らずに、地域別のグループに並ばせしまうと、家に帰ったけれど、鍵は閉まっているし誰もいない、というトラブルになっていまいます。
そのようなことを避けるためにも、担任の先生に、学童に登録していること、その日の学童の出席・欠席については必ず伝えるようにしてください。
ポイント
お子様が学童に通うことや、学童への出欠は、必ず保護者から担任の先生に知らせる
学童から指定された持ち物を準備する
入所説明会では、学童の先生から、4月の利用開始までに家庭で準備するものが指示されるはずです。
学童のロッカーに入れておく着替えや、色鉛筆・はさみなどの他に、毎日持っていくもの、春休み保育に必要なお弁当や水筒などが、細かく伝えられます。
全ての持ち物に名前を書いてくださいね
私の経験では、学童で最も多い落とし物は、「くつした」です。
小学校では、くつしたを脱ぐことはあまりありませんので、くつしたに名前を書いていないことが多いのです。
1年生になって、急に食べる量が増えるわけではないので、お弁当箱は保育園で使っていたものでよいでしょう。
ただし、水筒については、大きめのサイズに買い替えることをおすすめします。
4月以降、どんどん気温があがりますし、小学校の遠足などもあります。
お子様は、家を出てから学校で過ごし、学童でも過ごしますので、一日の間にたくさんのお茶を飲むことになります。あまり大きすぎる水筒は持ち運びが大変ですが、1リットルほど入るサイズの水筒の購入を検討してはいかがでしょうか。
これらの準備は、ついつい親がやってしまいたくなるのですが、できれば、親子で一緒に準備をしてほしいと思います
4月から、学校や学童で、お子様は自分の持ち物を自分で管理することになります
それに、そんな準備の一つひとつが、4月に向けてのお子様の心の準備となるのです
ポイント
新年度の持ち物の準備は、できるだけ、お子様と一緒にしましょう
学童までの道のりを親子で歩いてみる
保育園や幼稚園へのお子様の送迎は、車や自転車が多かったのではないでしょうか。
学童保育は、子どもが自分の足で歩いて通います。
家から小学校、小学校から学童、学童から家などの道のりを、お天気の良い日などに親子で歩いてみましょう。
道中の危険個所などについても、親子で確認しておくと安心ですね。
ポイント
4月までに、学童までの道のりの距離感や、道中の危険個所を親子で確認しておきましょう
学童からの帰宅方法を考えておく
学童からの帰宅方法は、お迎えの他に、地域ごとの帰宅班でまとまって帰る、「グループ帰り」があります。
入所説明会では、グループ帰りの経路やお迎え・グループ帰りなど、帰宅方法についての説明があるはずです
お迎えとグループ帰りのどちらがよいのか、選択に迷った時は、グループ帰りの出発時間・子どもが自宅まで歩いて帰るのにかかる時間から、子どもが学童から帰ってきた時間に、保護者が家にいることができるかを考えましょう。
ポイント
学童から子どもが帰ってくる時間に親の帰宅が間に合うか
もし、その時間に保護者やきょうだいが家にいないなら、子どもは、自分で鍵を開けて家に入り、保護者が帰ってくるまで1人で留守番をすることになります。以下についても考えておきましょう。
ポイント
どのくらいの時間留守番をすることになるのか
その時間を子どもだけで過ごすことができるか
学童まで保護者がお迎えに行く場合は、保護者の終業時間から、学童の開設時間中にお迎えが間に合うかどうかを考える必要があります。
もし間に合うようなら、子どもが新学期の生活に慣れるまでの4・5月はお迎えにして、後からグループ帰りに変更すことを検討してもよいかもしれません。
お迎えには、新学期の学童の様子を見ることができたり、直接指導員から、その日の子どもの様子を聞くことができるなどのメリットがあるんですよ
子どもと一緒に学童の見学をする
4月までに、子どもと一緒に学童保育施設の見学に訪れるのもよいでしょう。
児童館に併設されている学童保育所なら、地域の乳幼児親子はだれでも利用することができます。単独の学童保育施設の場合は、見学が可能かどうか問い合わせてみましょう。
見学をするおすすめの時間帯は、平日の15時から16時30分ごろの間です。
小学校から、ほとんどの子どもが帰ってきていて、遊びが盛り上がっている時間です
おやつなどの生活の様子やグループ活動、活き活きと遊ぶ子供たちの姿を見ることができますよ。
逆に、ゆっくりと指導員と話をしたい人は、出席児童数の少ない土曜日の見学もおすすめします。
ポイント
初めての場所が苦手なお子様は、親子で見学をしておくことをお勧めします。保護者と学童の先生のつながりを感じることでお子様が安心します
※新型コロナウィルスの感染予防のため、施設への立ち入りが制限されている場合があります。事前に確認しましょう。
学童の「春休み保育」を利用する
多くの自治体では、年度が変わった4月1日から、学童の春休み保育がスタートします。
保育園に子どもを預けている保護者は、3月31日までは保育園、4月1日からは学童保育を利用することになります。
この春休み期間に、「慣らし保育」のつもりで、学童保育を利用することをお勧めします
その理由は、4月8日頃の小学校入学式後に初めて学童保育を利用すると、子どもにとっては、小学校と学童保育の二重の生活が同時にスタートすることになり、心身の負担が大きいからです。
ポイント
春休み保育を利用して、一足早く、学童に慣れておきましょう
私の施設では、4月1日に初めて学童に来た1年生が、その日の午後には友達同士になり、入学式の頃には大親友のようになっていたこともあります。子どもの適応力はすごいですね。
さいごに・・・
いかがでしたか?
やることがたくさんで大変そうだわ・・・
俺もがんばります
この記事を参考に、ご家族でぼちぼちと新年度準備を進めてくださいね。
わからないことや、心配なことは、利用する予定の学童に、お気軽に問い合わせてみましょう。
できれば、14時~17時30分ごろの一番忙しい時間帯を外すと、学童の先生もゆっくりと説明をすることができますよ。
それでは、4月から皆様にお会いできることを楽しみにしています。
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