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新年度の班編成も考えなくっちゃ

班編成は、おろそかにはできないね。
皆さんの学童では、「班活動」は行っていますか?
がってん学童保育所では、子ども達がおやつを食べたり、帰りの会で列に並んだり、おでかけの時に一緒に行動する「生活班」と、地域ごとのグループに分かれて帰宅する「帰宅班」の二つの班を作っています。
今回の記事では、子ども達にとって大切な「生活班」について、その目的や班編成の方法についてご説明します。
この記事の内容
- 学童での班活動って??
- がってん学童の班活動(具体例)
- 班の決め方(班編成)
- 班編成で大切にしていること
- さいごに・・・
学童での「班活動」って?

生活班ってなんのためにあるの??
現在、学童保育の支援の単位は「概ね40人」とされています。しかし、この40人という人数は、子どもたちがお互いに関心をもつためには多い気がしませんか?
積極的に友達とかかわれる子どもなら良いのですが、誰とも関われずに一人ぼっちになったり、孤独を感じてしまう子ができてしまうかもしれません。
岡山大学の中山芳一先生は、学童保育の班活動について以下のように述べています。
生活班の目的
学童保育の一日のどこかで、生活班で一緒になり、お互いが関心を持ちやすくなるような小集団を作ります。学童保育所の中で、自分がどこ(場所)にいればよいのか、だれ(人間関係)といればよいのかをわかりやすく示す目的が生活班にはあります。(「学童保育実践入門」中山芳一著 かもがわ出版)
指導員の立場から、子どもたちを管理しやすくするための班活動ではなく、一人ひとりの子ども達にとって、学童が安心して過ごせる場所になるために、がってん学童では生活班を作っています。

ポイントは、「子ども達にとって」という部分です。
生活班には、他にも、普段の仲良しグループではかかわることの少ない子ども同士が、生活をともにする機会となり、子ども同士の仲間関係を拡げる、という目的もあります。
がってん学童の班活動(具体例)

もう少し詳しく班活動についてお話します。
がってん学童は、1つの班のメンバーは8人から10人、現在は8つの班を作っています。
リーダーは4年生以上の高学年、サブリーダーは、3年生の子ども達です。高学年は、学童に帰ってくる時間が遅い日が多いので、毎日の生活では、3年生のサブリーダーが中心になる場面も多いです。
3月末に4月からの班を編成、7月に夏休み班を編成、1月に年度末の班を編成、というように、毎年3回の班編成をしています。
それぞれの時期によって班の目的が異なります。
各時期の班編成の目的
<4月からの班>
- 新1年生を迎えるための班
- 1人ひとりが安心して過ごせることが目標です。
<夏休み班>
- 夏休みの学童合宿では、この夏休み班で過ごします。
- 上級生がリーダーシップを発揮できることが目標です。
<年度末の班>
- 仲間関係をひろげる班。
- たっぷり遊んで学童生活を満喫することが目標です。
ちなみに、4月からの班は、年度末の班に新1年生が加わったこと以外はメンバーに変更はありません。

上級生がお互いに馴染んで安定しているので、1年生のサポートがしやすいからです。
班の決め方(班編成)

班編成は、子ども達の意見を取り入れて行うんですよ。
がってん学童では、子ども達が日々を過ごす大切な班だからこそ、子ども達とと指導員が一緒に班編成を考えています。
とはいえ、80人以上の子どもを達が安心して過ごせる班を、一から子どもが作るというのは、大変に難しいことです。
多大な時間と子どもたちの労力をかけて出来上がった班が、指導員から見たらトラブルの予感しかない班になっていたり、一部の上級生が自分たちのことだけを考えて作った自分勝手な班になっていたりして、結局指導員がダメだしをしなければいけない、という苦い経験があります。そんな試行錯誤の末、がってん学童では、指導員と子ども達がそれぞれの意見を出し合って共同で班編成をする、という方法にたどり着きました。
班編成の方法
- 指導員が、1年生と2年生を8つの班に分けます。
- 3年生が、サブリーダー会議で自分たちで話し合い、8つの班に分かれます。
- 3年生が、1・2年生の班と、3年生の班の組み合わせを考えます。
- 4年生以上の高学年が、リーダー会議で自分たちで話し合い、8つの班に分かれます。
- 4年生が、1~3年生までの班と、自分たちが考えた班の組み合わせを考えます。
- 指導員が確認して微調整をします。
- 子ども達が承認します。
- 高学年が帰りの会で、班を発表します。
年によっては、下級生が上級生を選ぶという方法で班編成をしたこともあります。

1・2年生が、自分の班のリーダーになってほしい3年生や高学年を指名するんです。この時は、上級生たちもとても緊張していました。
班編成で大切にしていること

班編成の子ども同士の話し合いは、ものすごくもめることがあります。
上記のように、子ども達が話し合って班編成をするのですが、時にはお互いの主張がぶつかりあったり、思い通りにならず涙を流す子がいたりと、紛糾することもあります。
「自分がだれとなりたいか」ということだけを考えていると、いつまでたっても班ができあがることがないんですね。

それに、上級生が下級生を選ぶときに、手のかかる子を嫌ってお互いに押し付け合うという課題もあったんです。
なので、班編成をするうえでは、何を大切に話し合うのかを、子ども達と指導員で共有しています。
班編成の話し合いのルール
- 今の班と違うメンバーと一緒になる
- 男女混合の班にする
- 下級生の組み合わせを上級生が決める時は、「この子の面倒は自分たちならみてあげることができる」という考え方をする。
- もめた時の解決方法も話し合って決める。
どうしても意見がまとまらない時は、くじ引きやじゃんけんなど、解決方法も自分たちで決めます。

班編成の話し合いを通して、リーダーの責任感を上級生が感じてくれたら嬉しいな。
4月の班を決める時は、1年生は同じ保育園のつながりや近所同士の組み合わせとなるように指導員が配慮します。初めての学童で少しでも緊張を和らげるためです。
さいごに・・・
いかがでしたか?
学童保育の班の在り方には、様々な意見や考えがあります。
なので、毎度のことながら、今回のがってん学童の取り組みもあくまでも一例です。
それぞれの学童の実情や課題に応じて、指導員で議論してほしいと思います。

「子ども達のため」という観点で、子ども同士の関係が豊かになる班活動をしていきましょう。
最後に、がってん学童では、入所式で、高学年リーダーが、自分の班の1年生のメンバーの名前を呼ぶというプログラムがあります。
そのために、新年度の班は3月中に決めて、上級生は1年生の名前をがんばっておぼえています。
大変だけど、リーダーになった喜びから、子ども達は張り切って取り組んでいますよ。