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保護者向けの記事 学童保育の制度・知識

2024年度に学童保育の利用を考える保護者が知っておきたい学童の基本知識「何年生まで通える?夏休みだけの利用は?費用は?申請方法は?etc」

保護者

来春から「学童」の利用を考えているんだけど・・・

保護者

学童のことがよくわからなくて・・・

所長

それなら、9月頃から情報収集を始めた方がよいですよ。

来年度小学校へ入学するお子様がいる保護者の皆さんは、入学後のお子様の放課後の過ごし方をご心配されているのではないでしょうか。

今回は、放課後の子どもの豊かな生活を保障し、保護者の働き続ける権利を守る「学童保育」制度について、来春から初めて学童を利用をする保護者の皆さんが知りたいあれやこれやをQ&A形式でまとめました。

早い地域では、9月頃から来年度の申請受付が始まります。

この記事で学童保育制度の基本知識を学び、来春からの利用申請にお役立てください。

まずは目次を開いて、興味のある項目から読んでみてください。

この記事を書いている人

所長@がってん学童:指導員歴16年、施設長歴7年の経験から、学童保育で大切にしたいことや、学童保育指導員のライフスタイルを発信しています。「放課後児童クラブは愛と苦労でできている!」全国の指導員・保護者の皆さんと、学童保育の愛と苦労を語り合いたい。

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目次

そもそも学童保育って?

保護者

そもそも「学童」ってどんな施設なの?

所長

小学生の子どもに放課後や学校休業日の安全で豊かな生活を保障することを通じて、保護者の就労と子育ての両立を支援する施設(制度)です。

学童保育は、児童福祉施設に「放課後児童健全育成事業」として位置づけられています。放課後児童健全育成事業は、社会福祉法においては第二種社会福祉事業として位置づけられています。

学童保育施設の制度上の正式名称は「放課後児童クラブ」です。

児童福祉法には「放課後児童健全育成事業」について、以下のように定められています。

児童福祉法第6条

小学校に就学している児童であってその保護者が就労等で昼間k亭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えてその健全な育成を図る事業。

コラム:学童保育には様々な呼び方がある?

学童保育は、地域により「○○学童保育所」「○○児童クラブ」「〇〇児童ホーム」「○○育成教室」「○○放課後児童クラブ」等様々な呼ばれ方をしています。お住まいの地域でどのような呼ばれ方をしているか確認しておきましょう。(この記事では放課後児童クラブのことを学童と表記しています。)

コラム:学童保育の情報を集めるには?

学童保育の情報は、自治体の「子育て支援窓口」や保育園・幼稚園の先生、ママ友のネットワーク等から収集しましょう。

インターネットで「〇〇市、放課後児童クラブ・学童保育」で検索すると昨年度の募集要項を見ることができるでしょう。

学童保育の種類は?

保護者

色々な学童があるって聞いたけど、どう違うんですか?

所長

学童保育には様々な運営主体があります。

保護者が就労等で昼間家庭にいない子どもの保育を行うという点では、どの学童も同じですが、様々な運営主体により運営されている実態があります。

運営主体割合備考
公立公営33.2%市町村が直営
社会福祉協議会13.0%行政からの委託・補助・代行
地域運営委員会15.0%行政からの委託・補助・代行
保護者会4.6%行政からの委託・補助・代行
NPO法人9.1%行政からの委託・補助・代行
民間企業6.2%行政からの委託・補助・代行
その他18.9%私立保育園・学校法人等が運営
全国学童保育連絡協議会2018年調査より

公立公営の学童保育所の特徴は、学校敷地内や空き教室を利用して実施されている施設が多いことです。これらの学童は「公営学童」「公設学童」と呼ばれることもあります。市町村直営のため、運営が安定しており、利用料も比較的安価です。

社会福祉協議会NPO法人民間企業が行政から委託金や補助金を受け運営する学童保育所は、「民間学童」「民設学童」と呼ばれることがあります。特色ある保育内容が魅力です。

民間企業が運営する学童の中には、塾や習い事などのサービスを保育時間内に受けられる施設や、夜間や日曜・祝日に開所している施設などがありますが、利用料は公営学童と比較して高額となります。

保護者会運営の学童は、地域に公営の学童がないため、保護者が力を合わせて運営している施設です。保護者運営ならではの、アットホームで豊かな保育内容を有する施設も多くあります。

所長

学童保育は、運営主体により、様々な生活内容や特色があります。とはいえ、実際には選択肢がない地域も多いと思います。お住まいの地域にどのような種類の学童があるか調べてみましょう。

学童保育を利用できる条件は?

保護者

学童を利用するための条件はあるんですか?

所長

親が就労している等、放課後に子どもを見られない状況があることが利用の前提となります。

学童保育は、誰でも利用できるわけではありません。

  • 保護者が働いている
  • 保護者が病気療養中である
  • 保護者が祖父母等の介護中である
  • 保護者が学生である

等の理由により、保護者が放課後や長期休みに子どもの安全を守ることができない家庭の子どもたちが通う施設です。

そのため、入所時には、就労証明・診断書・在学証明書等の提出が必要となります。

コラム:祖父母と同居の家庭は利用できない?

待機児童がある地域などは、祖父母と同居や、近隣に祖父母が住んでおりサポートが受けられる家庭は、学童保育を利用しにくいという話を聞きます。

ただし、同居していても祖父母が就労している場合や、祖父母が病気療養中などの場合は問題はないでしょう。(祖父母の就労証明や診断書の提出が求められる場合があります。)

学童保育は何年生まで利用できる?

保護者

学童には何年生まで通うことができるのかしら?

所長

学童保育の対象は、小学校の1年生から6年生までです。

学童保育を利用できるのは、小学校1年生から6年生までの子どもたちです。

以前は3年生や4年生までの制度だったのですが、2012年の児童福祉法改正により、対象が小学校全学年に拡大されました。

コラム:高学年の利用は少ない?

実態としては、学年が上がるにつれて、学童保育の利用は少なくなっていきます。授業の終了が遅く、部活動や習い事で忙しい高学年は、学童で過ごす時間が短くなり、ある程度留守番もできるため、利用の必要性が低くなる傾向にあるためです。

高学年が継続して学童に通うためには、同学年の仲間の存在が大切となります。高学年からの利用を考えておられる方は、利用予定の学童の高学年の在籍人数を教えてもらうとよいでしょう。

高学年の学童保育利用を考える際は、親の思いだけでなく、子どもの意思を尊重することが大切です。利用予定の学童で高学年児童がどのような過ごし方をしているのかを調べ、親子でよく話し合って決めましょう。

学童保育の利用時間は、何時から何時まで?

保護者

何時から何時まで子どもをみてもらえるんですか?

所長

地域や施設によって様々です。

学童保育を利用できる時間(開所時間)は、平日は学校終了から18時30分ごろまで、長期休み等の学校休業日は朝8時ごろから18時30分ごろまでが一般的です。

民間学童の中には、夕食を提供し夜間まで子どもを預かる施設もあります。

入所時に提出する申請書類の説明の中に、開所時間は必ず書いてありますが、早く知りたい方は、入所予定の施設や自治体の窓口に問い合わせてください。

学童保育の費用は?

保護者

月々の費用はどれくらいかかるのでしょうか?

所長

地域や施設によって利用するために必要な費用が異なります。

学童保育の利用には、月々の費用がかかります。

  • 利用料
  • おやつ代
  • 保育材料費

等が一般的です。

利用料は地域や施設によって異なりますが、公営学童の場合、4,000円から10,000円ほどかかります。

一方、企業が運営する学童では、平日5日で30,000円以上、夏休みは50,000円以上の利用料がかかる施設もあります。

利用料は保護者の収入に応じて決められる場合や、利用実績に応じて決められるなど様々です。

おやつ代は、日割り計算の施設や、月ごとに1000円から2000円ほど徴収する施設があります。

その他に、保険料(年額)・行事参加費(実費)・保育材料費・保護者会費等の費用がかかる場合があります。

コラム:利用料の減免制度を活用しましょう

公営学童や、自治体から事業委託を受けている民間学童には利用料の減免制度があります。

  • ひとり親世帯
  • 障害のある方がいる世帯
  • 生活保護世帯
  • 所得税非課税世帯
  • きょうだいの同時利用

など、規定の条件を満たし、それを証明する書類等を提出することにより、利用料等が減額されます。利用予定の学童に減免制度があるかどうかを確認し、該当する場合は減免申請をしましょう。

障害のある子どもは利用できる?

保護者

障害のある子どもも学童保育を利用できるの?

所長

障害のある子も学童に通っていますよ。

学童保育には、発達障害など様々な障害のある子どもや発達に特性のある子ども、医療的ケアが必要な子どもも通っています。障害のある子どもには、生活支援のための介助者や加配の職員が配置されます。

「障害のある子は放課後に育つ」という言葉があるように、小学校とは違う放課後の環境の中で、活き活きと過ごしている子どももたくさんいいます。

一方で、雑多で施設的に恵めれない環境のもとで、学童保育の生活になじめない子どももいます。

障害のある子どもが、4月から安心して学童生活を送るためには、子どもや保護者の希望を聞きながら、どのような点に配慮して支援を行うのか、職員と細かく打ち合わせをしておく必要があります。利用予定の施設の職員に、お子様の障害や特性について伝え、相談しましょう。

コラム:近年増加している「放課後等デイサービス」とは?

障害のある子どもの放課後の居場所として、学童の他に「放課後等デイサービス」があります。学童保育が、集団行動が中心の生活であるのと比較して、障害や特性に応じた個別支援計画に基づいた自立支援や日常生活の充実のための活動を行っています。

学童保育と放課後等デイサービスを併用することも可能です。

肝心なことは、お子様がストレスの少ない環境で、安心して放課後を過ごすことです。学童保育と放課後等デイサービス、どちらを利用するか迷っておられる方は、まずは利用予定の学童の職員に相談してみてください。近隣の放課後等デイサービス施設等の情報も得られるかもしれません。

新1年生の利用開始はいつから?

保護者

1年生が学童に通うことができるのはいつからですか?

所長

4月1日から利用できますよ。

ほとんどの学童では、新年度は4月1日から利用ができます。詳しくは「募集要項」や自治体の窓口で確認することができます。

学童保育の申し込み方法は?

保護者

学童ってどうやって申し込むの?

所長

定められた申請期間内に、必要書類を提出することで利用ができるようになります。

学童保育の利用のためには、「利用申請」が必要です。

利用申請の第一歩は、申請期間内に「申請書類一式」を入手することです。お住まいの地域の自治体の窓口や、利用希望の施設に問い合わせて、いつ頃から申請書類が配られるのかを確認しましょう。

申請書類を提出する「申請期間」は、自治体によって様々で、早いところでは9月頃から、遅いところでは1月頃からとなります。

申請書類は、必ず申請期間内に提出をしてください。近年、学童保育の利用児童数が急増している地域もあり、期限を過ぎてからの利用申請は受けてもらえず「待機児童」となる可能性がありますので注意してください。

「待機児童」とは

学童保育には施設面積による定員が定められており、受け入れ可能な児童数より利用を希望する児童数が多いと、「待機児童」となる場合があります。

待機児童が発生している地域では、保育の必要性や(1年生など)、保護者の就労状況(パートタイマかフルタイムか)等により利用の優先順位が定められ、定員に空きがでるまで利用できない場合があります。

夏休みも利用できる?

保護者

小学校が夏休みの期間も学童はやっているんですか?

所長

夏休みや春休み等の長期休みは朝から利用できます。

学童保育は、夏休み・春休み・冬休み等の長期休みや、土曜日・学校代休日などにも利用することができます。

ただし、日曜日や祝日・年末年始は閉所している施設が多いでしょう。

コラム:お盆休みはあるの?

8月13日~16日のお盆期間は、閉所する施設や開所はするけれど、職員の休暇保障のためお休みできる場合は協力をお願いしますという「保育協力期間」となっている場合があります。入所説明会や夏休み前の保護者懇談会などで確認しておきましょう。

どんな人が学童保育の先生をしているの?

保護者

学童の先生ってどんな人たちなの?

所長

学童には「放課後児童支援員」の資格を持った職員や「補助員」「施設長」などがいます。

2015年以前は、学童保育の職員は、保育士資格や教員免許などの有資格者が「望ましい」とされるに留まっていましたが、「放課後児童健全育成事業に関する設備運営基準」によって、放課後児童健全育成事業に必置の職員として公的な資格である「放課後児童支援員」が定められました。

放課後児童支援員は「支援の単位」ごとに2人以上置くこととされ(ただし、2人のうち1人は「補助員」に代えることができるとされています。)、保育士や教員となる資格を有する者などであることに加えて「都道府県知事が行う研修を修了した者」とされています。

コラム:学童の先生の呼び方は色々?

初めて学童を利用する保護者は、小学校の先生や保育士とはまた違う、独特な雰囲気をもった職員の存在に戸惑うかもしれません。

学童保育の職員は、「指導員」や「支援員」「先生」など、地域や施設によって様々な呼ばれ方をしています。中には子どもや保護者から「あだ名」で呼ばれている職員もいます。

長い学童生活の中では、保護者と職員の信頼関係がとても大切になります。

学童保育の生活内容は?

保護者

学童保育で子どもは何をして過ごすんですか?

所長

学童保育は、放課後の遊びを中心とした生活の場です。様々な活動がありますよ。

学童保育は小学校終了後の放課後の時間に運営されていることから、放課後の遊びを中心とした、様々な生活の取り組みや行事活動が行われています。

遊び自由遊び・・・こま・けん玉等の伝承遊び、ドッジや野球などの運動遊び、工作・絵画などの創作遊び・ごっこ遊び・自然遊び・読書・ボードゲーム等
生活宿題・おやつ・そうじ・班活動・帰りの会等の取り組み等
行事入所式・誕生日会・けん玉検定・スポーツ大会・集団遊びの取り組み・キャンプ・夏祭り・野外活動・バザー・クリスマス会・卒所式・修了式等
※年間行事や取り組み・生活内容は施設により大きく異なります。

学童保育の1日のスケジュールは?

保護者

学童の1日のスケジュールってどんな感じなの?

所長

学校のある日・夏休み等の「1日保育」の日でスケジュールは変わります。それぞれ以下のようになっています。

学童保育の生活内容やスケジュールは、施設や地域によって様々なです。

以下は、私の職場の学童の例です。ご参考までに。

  • 小学校の授業がある日の1日の流れ
14時頃~授業終了後、学童へ登所。自由遊び・宿題など
15時頃~おやつ、おやつ後自由遊び
16時頃~取り組みなど
16時半~片付け・掃除・帰りの会
17時17時グループ帰り・お迎え
18時半閉所
  • 土曜日や長期休みの日の1日の流れ
8時~開所・自由遊び(室内遊び)
9時~自由遊び(室内遊び)
10時~朝の会・取り組み
11時~自由遊び(室内遊び・外遊び)
12時~お弁当
13時~宿題・学習・読書の時間
14時~自由遊び(室内遊び・外遊び)
15時~おやつ・取り組み
16時~自由遊び(室内遊び・外遊び)
16時半片付け・掃除・帰りの会
17時17時グループ帰り・お迎え
18時半閉所

学童保育で宿題はできるの?

保護者

学童では宿題や勉強をみてもらえるんですか?

所長

私の職場の施設では、子ども達は宿題をしていますよ。

学童保育は放課後の生活の場です。放課後に子ども達がやることは遊びだけでなく宿題もあります。

私の職場の学童では、宿題は時間を決めて全員が一斉に取り組むわけではなく、子どもの自主性に任せています。結果的には、7~8割ほどの子どもたちが学童で宿題を終わらせています。

施設によって宿題に取り組む姿勢は様々で、学童に帰ったら宿題をまずやってから遊ぶ施設や、私の職場のように宿題は子どもの自主性に任せている施設などに分かれます。

学童で宿題をやると、早く遊びたくて雑になるので、宿題は家でやることに決めている家庭もあります。

大切なことは、いつ宿題をやるのかを、家庭内で子どもとよく話し合っておくことです。

また、学童の職員は宿題の内容を細かくチェックすることは難しい現状がありますので、宿題の達成状況は保護者が確認をしてください。

小学校からの移動方法は?

保護者

学校から学童までは、子どもたちはどのように通うの?

所長

学童は、子どもが自分の足で歩いて通います。

学童が学校外にある場合は、子どもたちは学校終了後に歩いて学童まで通います。

新1年生が学童に居い始めて間もない4月は、小学校の先生が学童まで送ってきてくれたり、指導員が小学校に迎えにいくなど、子どもたちが自分たちで学童に通えるようになるまでサポートを行います。

私の職場の学童では、4月は、1年生は一かたまりになって小学校から帰ってきます。5月の連休明け頃になると、小学校のクラスごとのまとまりに分かれて学童まで帰ってきます。2年生以上になると、仲の良い友達と一緒に学童まで帰ってくるようになります。

学童からの帰宅方法は?

保護者

学童が終わってからは、子どもたちはどのように帰宅するんですか?

所長

保護者のお迎えまたは、自宅のある地域ごとにグループになって帰ります。

自宅のある地域ごとにまとまって帰る「グループ帰り」は、17時頃に学童を出発する施設が多いでしょう。保護者のお迎えにするかグループ帰りにするかは、保護者の仕事の終業時間・帰宅にかかる時間と、グループ帰りで子どもが帰宅までにかかる時間を考慮し、子どもが帰宅する時に保護者が家にいることができるかで判断されてる家庭が多いようです。

時間までにお迎えが間に合わない時は?

保護者

お迎えの時間に間に合わない場合はどうするの?

所長

必ず閉所時間に間に合うようにお迎えに来てください。

お迎えに間に合わない場合は、延長料金がかかる場合があります。

予定のお迎え時間に間に合わない場合は、必ず施設に連絡を入れ、閉所時間には必ず間に合うようにお迎えに来てください。

夏休みだけの利用はできる?

保護者

夏休みだけの利用も考えているのですが・・・。

所長

夏休みだけの利用ができない地域や施設もあります。入所予定の施設に確認してください。

自治体によっては、「夏季児童の受け入れ制度」がある場合もありますが、通年利用が原則で、夏休みのみの受け入れは行っていない地域や施設もあります。

夏休み直前に利用ができないことがわかり途方に暮れるということがないためにも、必ず申請期間内に、自治体や施設に、夏休みだけの利用が可能かどうかを確認しておきましょう。

コラム:夏休みだけの利用のデメリット

学童保育は塾や習い事と異なり、子どもの「生活の場」です。基本的には、指導員による継続したかかわりや、毎日の生活による仲間との連続した関係性によって、子どもは安心感をもって学童で過ごすことができるようになります。

夏休みだけ学童を利用をする子どもには、4月からの生活で出来上がった仲間関係の中に「遅れて参入する」ということになってしまうため、特に1年生の場合は注意が必要です。

年度途中からの利用はできる?

保護者

年度途中から申しこむこともできるのかしら?

所長

施設の登録児童数にもよると思います。申請期間内に確認をしておいてください。

学童は、子どもの命を預かる施設でもあるため、今日申し込んで明日から利用できるというものではありません。

当該年度の利用実態によっては、年度途中からの利用が難しい場合もあるでしょう。

年度途中からの利用をお考えの場合も、必ず、通常の申請期間内に利用予定の施設に問い合わせてください。

保護者会ってあるの?

保護者

保護者会はあるんですか?

所長

施設によって様々です。

保護者会のある学童やない学童、保護者会があってもその活動内容は施設によって異なります。

保護者会活動は、働きながら子育てをする保護者の皆さんにとっては、負担となる一面もありますが、保護者会活動を通じて保護者同士が関係を深めることができるというメリットもあります。

保護者会があるのかないのか、どのような活動内容なのかは、自治体の窓口ではわかりませんので、気になる方は直接施設に問い合わせてください。

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所長

学童への入所前や、入所して間もない頃に保護者がどのようにサポートをしたらよいのかをまとめた記事です。

初めて学童を利用される保護者の方は、ぜひ目を通してください。

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さいごに・・・

所長

いかがでしたか?

保護者

まだ色々聞きたいことがあるような気がしますが・・・。

来春から初めて学童を利用する予定の保護者の方にとっては、わからないことだらけでしょう。

学童の職員までお気軽にお問いあわせくださいね。

それでは、4月からの利用を楽しみにお待ちしています。

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