年度末や新年度にとりおこなわれる、学童保育の「修了式」や「卒所式」「入所式」などで、挨拶をする立場にある人に向けて、「祝辞」や「お祝いの言葉」の文例をまとめました。
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卒所式で「保護者代表の挨拶」を担当することになったのですが、何を話したらいいんでしょうか?
お世話になります。よろしければ、この記事を参考にしてください。
こんにちは、がってん学童指導員の、りえです。
今回の記事は、年度末や新年度にとりおこなわれる、学童保育の「修了式」や「卒所式」「入所式」などで、挨拶をする立場にある人に向けて、「祝辞」や「お祝いの言葉」の文例をまとめました。話す内容に困っている方がいれば、ぜひこの記事を紹介してあげてほしいです。
保護者の方・職員・子どもたちなど、様々な方のあいさつ文例をご紹介します。
目次
コロナ禍で、万感の思いを胸に迎える卒所・入所の式典に
特にここ数年、コロナ禍の中過ごした子ども達や保護者の苦労はひとしおです。そんな思いも込めて、文例を作成しました。
在籍児童から卒所生に向けてのお祝いの言葉の文例など、取り組みのヒントも満載です。
合わせて、年度末・新年度行事のプログラム例や取り組みのポイントもまとめていますので、参考にしていただけると幸いです。
時系列で振り返るコロナ禍(2020年~2022年)
子育て現場をめぐるコロナ禍の状況については、こちらの記事にまとめています。
あいさつ文を作成するにあたって、この記事に目を通しておいていただくと、「あんなこともあった」「こんなこともあった」と、当時の様々な思いが想起されることと思います。
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【時系列】新型コロナウィルスに関する宣言や動向のまとめ「学童保育、子ども・子育ての現場から」
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学童保育・小学校・保育園・幼稚園などの節目の行事に
この記事は、学童保育の年度末・新年度行事を想定して作成していますが、アレンジしていだくことで、学童保育以外にも、小学校・保育園など、様々な子どもの施設でもご活用いただける内容となっています。
保護者代表挨拶
職員代表挨拶
在籍児童から卒所児童へ向けた言葉
卒所生代表の言葉
などなど、節目の行事であいさつを担当される立場にある方や子どもたちの、あいさつ文作成の参考にしていただけたらと思います。
修了式・卒所式あいさつ文例
修了式・卒所式は、学童保育の年度末に行う節目の行事です。
学童保育の卒所式は、小学校の卒業式・保育園の卒園式と同じ位置づけとなります。保護者や職員・在籍児童などで、卒所生の成長をお祝いするとともに、新たなステージへと巣立つ子どもたちにエールを贈ります。
一方、修了式は、小学校の終業式と同じような位置づけと言えるでしょう。1年間の子どもの成長を認め合い、子どもたちが自信をもって次年度を迎えられるようにします。
以下のリストにあるような、基本的な内容を押さえつつ、それぞれの施設の特性や活動内容にあったあいさつ文となるように工夫してください。
卒所・修了式の祝辞の文章構成
- 自己紹介
- 卒所生へのお祝いの言葉
- 職員へのお礼の言葉
- 保護者へのお礼の言葉
- エピソード
- 卒所後に向けた一言
- 結びの言葉
学童保育は、遊びと生活の場だから、あまり固くなりすぎず、アットホームな挨拶がGOODです!
保護者代表お祝いの言葉
保護者会長や学年代表などで挨拶をされる保護者のための文例ですな。
挨拶を担当することになった保護者の方は、「しっかりとした内容でないといけない」と大きなプレッシャーを感じられることと思います。
しかし、これまで様々な保護者代表の方の挨拶を聞いて、
立派で流暢な挨拶をされる方よりも、言葉につまり、緊張しながらも、自分の言葉で思いを語ってくださるような保護者の方の挨拶に、より感動を覚えた
というのが私の率直な感想です。
上記「ポイント」さえ押さえたら、あとは、あなたらしい、自分流のあいさつ文がよいと、私は思います。
子どもたちが聞きますので、わかりやすい言葉で、できるだけゆっくり・はっきりと話すことを心がけてください。
卒所式「保護者代表祝辞」文例
【自己紹介とお礼・お祝いの言葉】
〇〇学童クラブ保護者会会長の〇〇と申します。卒所生保護者を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、このような心温まる卒所式を催していただき、先生方や保護者の皆様、在籍児童の子ども達に心より御礼申し上げます。
〇年生の皆さん、この度は、学童クラブ卒所、本当におめでとうございます。数年前には、まだ幼さが残る皆さんが、今、このように、すっかり成長した姿を見せてくれていることに、とても感動しています。
【エピソード①】
これもひとえに、先生方や地域の皆さんのご指導と見守りのおかげです。
思えば〇年前、我が子が1年生となり、初めて学童クラブを利用することになった時には、学童保育がどういうものなのか、私自身、まったくわからないような状況でした。
小学校と学童保育の二つの生活が同時に始まったことに、毎日不安と戸惑いを感じていたことを思い出します。
しかし、そんな日々の中で、家に帰った我が子から、学童での遊びやお友達の話を聞いて、学童クラブが、少しずつ我が子の居場所へとなっていく様子を感じ、不安が安心へと変わっていきました。
「学童保育は、子どもたちにとって大好きな遊びや、仲間や先生たちがいる場所なんだ」ということを知り、私自身、放課後の時間の中で過ごす我が子の様子を楽しみに思えるようになりました。
怪我やケンカなど心配なこともたくさんありました。しかし、「そんな経験も、子どもの成長にとっては大切なことなんだ」と思えるようになったこと、それは、親としての私自身の成長でもあったと思います。
【エピソード②】
働きながら子育てをする私たち保護者にとっては、仕事の疲れを抱えて家に帰り、必死の思いで毎日を過ごしてきました。時にはイライラしてしまったり、子どもにきついことを言ってしまうこともありました。ごめんね。
毎日、学校から帰って来たら、「おかえり」と我が子を迎えてい来る先生方がいることが、どんなにありがたかったことか。先生方は、学童クラブにお迎えに言った私のことも「おかえり」と迎えてくださいました。どれほど嬉しかったことか。
これからも、この学童クラブが、子ども達・保護者にとって、心が温まる、安心できる場所であることを、願っています。
【エピソード③】
私が、特に思い出に残っていることは、〇年生の時の夏祭りです。けん玉の発表をする我が子の姿に成長を感じるとともに、エネルギッシュな上級生の子どもたちの姿や子ども同士のつながりに感動しました。
私も保護者として、アイドルグループ〇〇の「〇〇〇」を踊りました。当時は恥ずかしさ以外ありませんでしたが、今となっては保護者の皆さんと一緒に憧れのアイドルになれたことは良い思い出です。
その後も、その曲がテレビで流れるたびに、自然と体が動き出し、家族から賞賛を浴びることとなりました。
【エピソード④コロナ禍】
我が子が〇年生の時に、新型コロナウィルスが到来し、コロナ禍が始まりました。突然の小学校一斉休校で、家庭内も大混乱でした。
学級閉鎖や臨時休所などが続き、子どもが楽しみにしていた行事も中止となりました。
学童クラブの毎日の生活でも、感染対策のため、遊びやおやつが制限されたりしたと聞いています。狭い施設環境の中に、たくさんの元気な子どもたちが通う学童クラブでは、先生方のご苦労は想像を絶するものがあったと思います。
しかし、そんなコロナ禍の中でも、工夫をこらし、子どもたちが楽しんで過ごせるような生活を築き、何より子どもたちが安心して過ごせるようにしてくださった先生方のおかげで、私たち保護者も働き続けることができました。
親としても大変な状況でしたが、明るく過ごす子ども達の様子からたくさんの元気と勇気をもらいました。
様々な行事がなくなったことは、親としても寂しいことではありますが、子どもたちには、それにかわる豊かな経験をさせていただいたと感じています。コロナ禍は、何よりも大切なことは、仲間であり、困難に負けないたくましい「遊び心」であることを私たちに教えてくれました。
【卒所後に向けて】
〇年生の皆さん、4月から皆さんは、人生の新しいステージを迎えることになります。戸惑うことや、上手くいかないこともあるかもしれません。そんな時は、これまで、この学童クラブで過ごした日々の中で、色々な遊びを、失敗をしながら少しずつ上達したことを思い出してください。最初からうまくできる人はいません。だけど、あきらめずに続けることで、何事もできるようになっていくものです。
そして、失敗を乗り越えていくためにも、友達のことを大切にしてください。お互いに励まし合ったり助け合える学童クラブの仲間のことも、いつまでも大切にしてください。
皆さんが、これからの新しい生活の中で、好きなことや心ときめくこと・人たちと、たくさん出会えることを願っています。
【保護者へのお礼】
最後になりましたが、働く保護者の皆様にとって、保護者会活動は時として大きな苦労を伴うものであったと思います。私もそのように感じることがありました。
同時に、保護者会を通してできた親同士のつながりに励まされ、ここまでやってこれたという思いもあります。
「学童クラブは愛と苦労でできている」という言葉があるそうです。学童クラブの「く」は「苦労」の「く」、学童クラブの「ラブ」は愛の「LOVE」だそうです。まさに、たくさんの保護者の皆様の、子ども達への愛と苦労があふれた日々だったと思います。
会長として、行き届かないことも多々あったことと存じますが、いつもご理解とご協力をくださった皆様に、あらためて感謝申し上げます。
今後も、この学童クラブの〇年間でできた大人の輪で、末永く子どもたちのことを見守っていただけますようお願いいたします。
以上をもちまして、私からの挨拶とさせていただきます。
※この文例は、卒所式を想定していますが、修了式の場合は、卒所を修了と置き換えてください。
職員代表お祝いの言葉
職員代表の祝辞は、施設長や主任指導員・担任職員などが担当されることが多いと思います。
学童保育の卒所式・修了式では、職員として卒所生やその保護者へお祝いの言葉を伝えるとともに、これまでの協力に感謝の気持ちを伝えます。
また、在籍児童の子どもたちにとっても、卒所式・修了式は次年度につながる大切なステップとなります。
これらを意識しながら、学童保育の活動内容や職員と子どもの関係性にふさわしい文章を考えましょう。
修了式「職員代表祝辞」文例
〇〇学童クラブ、施設長の〇〇です。職員を代表して、卒所する皆さんにお祝いの言葉を申し上げます。
〇年生の皆さん、学童クラブ卒所おめでとうございます。〇年生以下の皆さんも、今年度の修了おめでとうございます。
〇年生の保護者の皆さん、本日、お子様が学童クラブ卒所を迎えられたことに、心よりお祝い申し上げます。
卒所証書授与式での、子ども達一人ひとりの姿・表情の中には、これまで学童クラブで過ごした成長と自信を感じることができました。1年生の頃の一人ひとりの姿を思い出すと、胸が熱くなりました。みんな、本当に立派になったと思います。
【エピソード①】
学童クラブでは、色々な遊びをしたり、様々な行事に取り組んできました。〇年生になってからは、〇〇の発表や、〇〇・〇〇などの取り組みを、力を合わせて行いました。
普段の学童の生活では、リーダーとして、頑張ってきました。毎日のおやつや帰りの会では、低学年の子ども達をまとめてくれました。学童からの帰宅のグループ帰りで、先頭を歩くのは大変なことも多かったと思います。よく頑張ってくれましたね。
〇年生の時のおまつりでは、高学年の子どもたちで、遊びのコーナーをひらいてくれました。楽しみながら、準備や当日の担当をしていた皆さんの姿が、とても印象に残っています。
何より、コーナーにおとずれた下級生の子どもたちが、キラキラと目を輝かせて、憧れの気持ちを持って皆さんのことを見つめていたことが心に残っています。私と同じように、学童に残る子どもたちの中には、元気で愉快な〇年生の子どもたちの姿が、いつまでも心に残ることでしょう。
【エピソード②】
泣いたり、文句を言ったり、けんかをしたりすることも、よく、ありました。泣きながら自分の気持ちを一生懸命伝えようとすることや、相手の気持ちを受け入れることができなくて涙がこぼれることもありました。そんなぶつかりを通して、少しずつ、わかり合い、お互いにありのままを出せる仲間へとなっていきました。
自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちにたって考えることは、大人になっても大切なことです。自分一人ではできないことを、仲間と一緒にやりとげたり、楽しさや悔しさを仲間と分かち合ったりした経験を忘れないでください。
【エピソード③コロナ禍】
新型コロナウィルスがやってきて、学童クラブの生活も大きく変わりました。感染対策のために、大好きな遊びや、楽しみにしていた行事ができなくなった時期もありました。
私たち大人も大変でした。子ども達みんなの健康と安心を守るために、毎日が必死でした。そんな中で、皆さんの、どんな時にも遊ぶこと・楽しむことをあきらめない姿に、勇気と元気をもらいました。
できなくなった行事のかわりに、何ができるのかを一緒に考え、知恵をしぼった経験は、とても大切だったと、今では思っています。
そして、悔しさや喜びを分かち合える仲間がいることがどれほど大切なことかも、私がコロナ禍の中で皆さんから教えてもらったことです。
これから、皆さんが大人になっていく道のりでは、様々な苦労があることと思います。そんな時には、このコロナ禍の数年間をみんなで過ごした経験を思い出して欲しいです。
【卒所後に向けて】
さて、4月からいよいよ皆さんは、新しいステージに立ちます。これまで以上に自分の頭で考え、自分でできることは自分でやり、仲間と力を合わせて、これまでできなかったようなことにもたくさんチャレンジしてほしいと思います。
悩んだり、疲れたりした時は、いつでも学童によってください。私たちも下級生の子どもたちも大歓迎で皆さんのことを迎えたいと思います。困った時は、いつでも、この学童保育という場所や、私たち指導員がここにいることを思い出してくださいね。
【保護者の方へのお礼】
最後になりましたが、保護者の皆さん、あらためまして、本日は本当におめでとうございます。
学童生活の中では、行き届かないことも多々あったことと思いますが、保護者の皆さんのご理解と温かいご支援のおかげで、子ども達とともに、のびのびとした学童保育の生活を築くことができました。
働きながら子育てをする保護者の皆さんにとっては、学童保育の活動は、時に大きなご負担になったと思いますが、そんな活動の中での保護者の皆さんの笑顔やつながりの中で育つことができた学童の子ども達は幸せだったと思います。大人のパワーやユーモアを子どもたちにたくさん見せていただき、本当にありがとうございました。
「学童クラブは愛と苦労でできている」という言葉があります。学童クラブの「く」は「苦労」の「く」、学童クラブの「ラブ」は愛の「LOVE」です。まさに、たくさんの保護者の皆様の、子ども達への愛と苦労に支えられた日々だったと思います。
これからも、子どもたちは成長の過程で、困難に突き当たり、悩むことがあると思います。保護者同士のつながりで、末永く学童の子どもたちのことを見守っていただけたら、これほど頼もしいことはありません。どうぞよろしくお願いいたします。
以上をもちまして、私からの卒所お祝いの言葉とさせていただきます。
下級生代表お祝いの言葉
6年生の卒所をお祝いして、低学年の子ども達でお祝いの言葉を言うんだよ!
実は、私の施設では、3年生で卒所と同等の大きな節目をおいています。3年生は一度学童を卒所して、新たな気持ちで高学年学童へと「入所」するんですね。なので、ここでご紹介するお祝いの言葉は、2年生の子ども達が、3年生に向けて送る言葉となります。(以下では、6年生に向けた言葉としてアレンジしています。
お祝いの言葉を取り組む時のポイントです。
文章は、指導員が提案して、子どもたちでどの言葉が言いたいか話し合って決めています。そのままの文章で言ってもいいし、自分で言いたい言葉に変えてもかまいません。
練習をする時は、自由な遊びの時間とのバランスを常に考えて取り組んでいます。たっぷり遊んで満足している時には、子どもたちも気持ちよく練習に励むことができます。
練習の際には、「だめだし」をするのではなく、「大きな声で言えた子」「かっこよく言えた子」を、めっちゃんこ褒めます。
あなた、今の声の出し方、最高じゃない??
でしょ~!
てな感じで、子ども達は調子に乗ってきますし、褒められた子がモデルとなり、真似をする子ども達がどんどん増えてくるんですね。
以下、文例です。各施設の取り組み内容に合わせて、アレンジしてくださいね。
下級生から卒所生に向けたお祝いの言葉の例
全員「6年生のみなさん そつしょ おめでとうございます」
①( )「学童クラブでは たくさんの思い出が できましたね」
②( )「4月の1年生歓迎会、紙芝居や一輪車をしてくれたね。
③( )「お誕生日会の出し物も たのしかったよ」
④( )「夏合宿のキャンプファイヤー トーチをもつ姿が かっこよかったよ」
⑤( )「夏祭りの漫才が おもしろかった」
⓺( )「ドッジボール大会 6年生がいてくれて 心強かったよ」
⑦( )「たまにけんかをすることもあったけれど たのしかったよ」
⑧( )「わたしたち(ぼくたち)も、新しく入ってくるなかまに やさしくします」
⑨( )「たくさんのあそびを おしえてあげたいです」
⑩( )「そして なかまをたいせつにする 〇ねんせいになりたいです」
⑪( )「6年生とすごした おもいでは ずっとわすれません」
⑫( )「6年生のみなさんも 学童のことを わすれないでください」
全員「そつしょしても みなさんは がくどうのなかまです。ときどきは あそびにきてください」
※( )には、その言葉を担当する子どもの名前を書き込みます。
卒所生代表 卒所の言葉
卒所生は一人ひとりがスピーチをします。
私の学童では、卒所式で、卒所生が「卒所の言葉」のスピーチをします。
スピーチの内容は、
- お母さん・お父さんへ
- 学童の仲間へ
- 学童の先生へ
の3つの内容を作文にまとめます。短いスピーチですが、子どもや保護者・職員の涙があふれる感動的な場面です。
ここ数年は、コロナ禍で時間短縮のため、全員がスピーチをすることができなくなり、代表の子どもがスピーチをしました。
卒所生「卒所の言葉」文例
お母さんへ、毎日仕事で忙しいのにご飯を作ってくれてありがとうございました。
お父さんへ、私の好きなものを買ってくれてありがとう。
学童の仲間へ、ケンカもしたけど、楽しかったよ。
低学年のみんなは、1年生が入ってきたら、優しくしてあげてね。
先生へ、けん玉を教えてくれたり、いつも私のぐちを聞いてくれてありがとうございました。
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入所式あいさつ文例
学童保育の入所式は、小学校の入学式に相当する行事です。
初めて学童にやってきた1年生や2年生以上の新入生とその保護者のことを、学童の子どもたちで歓迎します。
お祝いのメッセージや上級生による遊びの発表・歓迎の歌などのプログラムがあります。(プログラム例は、記事後半に掲載しています。)
ここでは、職員代表のお祝いの言葉と、上級生の子どもから新入生に向けたお祝いの言葉の文例をご紹介します。
入所式のお祝いの言葉では、明日からの学童保育の生活がイメージできるように、子どもたちに語りかけるようにゆっくりと話します。
また、新入生だけでなく、上級生に向けた言葉を加えると、「上級生のこともしっかりと見ているよ」というメッセージとなり、学童全体の雰囲気がよくなります。
職員代表「お祝いの言葉」文例
新入生のみなさん、学童クラブ入所おめでとうございます。
保護者の皆さんにも、心よりお祝いを申し上げます。
2023年度は1年生が〇人、2年生が〇人、合わせて〇人のこどもたちが、新しく〇〇学童クラブの仲間になりました。
4月1日から たくさんの1年生が出席して、にぎやかに過ごしています。新入生のお友達が、元気いっぱい、笑顔いっぱいで楽しく遊んでいる様子を見て、先生はとっても嬉しく思っています。
明日から皆さんは、小学校が終わったら学童に帰ってきます。そして、遊んだり、宿題をしたり、おやつを食べたり、誕生日会やおでかけなど、楽しい行事を一緒にします。
新入生のみなさんにお願いがあります。明日、小学校から学童に帰ってきたら、「ただいま!」と元気にあいさつしてくださいね。
先生たちは「おかえり」といってみんなを迎えたいと思います。みなさんが帰ってくるのを先生たちは、楽しみに待っていますね。
2年生以上の皆さん、4月になって、皆さんの様子から、学年が一つあがり、また一つ頼もしくなったと感じています。
今日の入所式は、飾りは2年生、お祝いの言葉は3年生、司会は高学年クラブの皆さんと、学童のみんなで準備や担当をしています。
力を合わせて、新入生のために素晴らしい式ができたことを、うれしく思っています。明日からも新入生のことをよろしくね。
保護者の皆さん、あらためまして、本日は、お子様の学童クラブへの入所、おめでとうございます。
私たち職員も、4月1日を期待と不安を感じつつ迎えました。
しかし、1日にやってきて元気いっぱい遊ぶ子どもたちの姿を見て、ほっと安心したのはつかのま、今度は職員や上級生が驚くほどのパワーを見せてくれ、もうしばらくはパワー全開はかんべんして~というくらい、楽しく過ごしています。
明日からの生活でも、子どもたちが、仲間たちと一緒に楽しく、また、安心して学童で過ごせるよう、職員一同頑張ってまいりますの、保護者の皆さんのご協力をお願いします。
保護者の皆さんも、子どもたちと同様、学童での新しい出会いがあることでしょう。子どもたちと同様、保護者の皆さんもたくさん仲間を作って、学童クラブを楽しんでいただけると嬉しく思います。
これから6年間の間に、子どもたちは大きく成長します。その間には晴れの日だけではなく、雨の日や風の日もあるでしょう。それらの日を、子どもたちが乗り越え、たくましく成長していけるよう、保護者の皆さんと職員で、大人の輪を作って見守っていきましょう。
以上を持ちまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
上級生からの「お祝いの言葉」文例
全員「1年生のみなさん 入所 おめでとうございます」
①( )「わたしたちは みなさんが学童クラブへくるのを たのしみにしていました」
②( )「学童クラブには おもしろいなかまが たくさんいます」
③( )「たのしいあそびも たくさんあります」
④( )「いろいろな ぎょうじもあります」
⑤( )「いっしょに たのしいことをしようね」
⑥( )「学童クラブには 5つの班があります」
⑦( )「この班でおやつを 食べたりします」
⑧( )「おでかけの時も この班でいっしょにでかけます」
⑨「1班の( )です。〇〇さんは、私と同じ1班です。1班の名前〇〇班です。わからないことがあったら なんでもきいてください」
⑪「2班の( )です。〇〇さんは、ぼくと同じ2班です。2班の名前は〇〇班です。おにごっこやドッジボールをいっしょにしようね」
⑬「3班の( )です。〇〇さんは、私と同じ3班です。3班の名前は〇〇班です。広場で おもいっきりあそぼうね」
⑮「4班の( )です。〇〇さんは、ぼくと同じ4班です。4班の名前は〇〇班です。けん玉やこまをおしえてあげるね」
⑰「5班の( )です。〇〇さんは、私と同じ5班です。5班の名前は〇〇班です。お誕生日会では、特別なおやつを食べてゲームをするよ」
全員「ようこそ学童クラブへ いろんなあそびをいっしょにしようね!」
今回の文例は、入所式で班の発表をするバージョンです。班の発表をすることで、新入生の子どもたちが安心することができるんですよ。
学童保育の修了式・入所式の取り組み例
私の職場の学童でのプログラムです。
特におすすめなのは、「祝技」です。「しゅうぎ」と読みます。
学童保育は遊びと生活の場なので、お祝いの席では必ず遊びの発表を取り入れます。
けん玉やこま、お手玉やあやとり・一輪車など、上級生たちが得意の遊びを披露します。
修了式・卒所式プログラム例
- 卒所証書授与
- 職員代表祝辞
- 保護者代表祝辞
- 卒所生「卒所の言葉」
- 祝技(遊びの発表)
- 在籍児童よりお祝いの言葉
- 在籍児童より花束贈呈
- 卒所生より記念品贈呈
- 学童のうた
- 終了・記念撮影
入所式プログラム例
- 新入生入場
- 職員代表祝辞
- 新入生紹介
- こども代表お祝いの言葉
- 班発表
- 祝技(遊びの発表)
- 歓迎の歌
- 終了・記念撮影
修了式・入所式の服装
終了式・入所式の子どもや保護者の服装に悩まれている方もいるのではないでしょうか。
施設によって様々だと思いますので、先輩のママ友や施設の職員にたずねてみるのが一番です。
以下は、あくまでも私の施設の例です。
保護者
入所式は、小学校入学式と同じ服装で来られる方が多いです。
卒所式は、普段着の方がほとんどです。ジャージの方などもいます。
職員
入所式も卒所式も、正規職員はフォーマルな服装をしています。非常勤スタッフの方には、シャツとカーディガンなど、いつもより「ちょっといい格好」をお願いしています。前後に子どもの支援がありますので、式の直前に着替えています。
初めてのスタッフの方には、事前に服装を伝えておきます。
子ども
入所式は、1年生は入学式と同じ服装で来ます。上級生は、新入生でも普段着です。
卒所式・修了式は、卒所生も在籍生も皆、普段着です。
さいごに・・・
いかがでしたか?
この記事でご紹介した文例や取り組み例は、あくまでも一例です。様々な学童で、その施設の特性や文化を大切にした様々な行事のあり方があってよいと思います。
そのまま使うのではなく、皆さんの施設の雰囲気に合わせて、素敵にアレンジしてくださいね。
最後に、繰り返しになりますが、卒所や入所の取り組みを行う際には、自由な遊びの時間をたっぷりと保障し、無理のない取り組み方を工夫してくださいね。
こちらの記事にも、卒所や入所の取り組みが詳しく解説されてますので、よかったら読んでみてください。
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【学童保育】1年生を迎える「入所式」の内容と取り組みの工夫(挨拶文例)
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