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指導員LIFE

【GSL vol.6】学童保育指導員と遊び

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トーテムポールのマンカラ台。着色はポスカ

2021年の男性サラリーマンの小遣いの平均は、38,710円らしい。(引用元:BCN+R 月平均のお小遣い、男性会社員が「微減」女性会社員は「微増」

学童保育指導員の私の小遣いは、月々20,000円である。平均を大きく下回っている。

別に、こんなことを言って、小遣いの値上げを要求しているのではない。子ども達が大きくなると何かと入用になる。むしろ、やりくりして毎月の小遣いを快く渡してくれている妻には、感謝しかないのである。

別に文句を言うつもりはないが、小遣いと言っても、そこにガソリン代やら何やらの経費が含まれており、子ども達に時々は本なども買ってやりたい、時には妻に買い物を頼まれることもあったりするのであって、自分の遊びのために使うお金というのはほとんどない。

しかし、金がないから遊べない、心が紛らわせないというのは、「遊びの市場化」への屈伏であり、他の職業ならともかく、学童保育指導員の私としては受け入れるわけにはいくまい。

という訳で、お金がなくとも楽しく遊べる色々な趣味を持っている。

学童保育指導員とマンカラ

20年前に段ボールで作ったマンカラ台。「ランドセルに入れられる」がコンセプトの折り畳み式

マンカラは、学童で人気のボードゲーム。発祥は紀元前で、古代エジプトの都メンフィスにその原型となる遊びの遺跡があるという。

低学年でもすぐにおぼえられる簡単なルールであるが、奥深く、数学的要素が強い。

一時、この、マンカラの戦術の研究に夢中になったことがある。

その一部を、本ブログでも公開している。(【マンカラ】がってん学童流「基本の戦術」を図解で大公開

マンカラには、台を工作する楽しみもある。ビールの空き缶などの廃材で作ることができる。

段ボールや木や陶器など、色々なマンカラ台を作った。

お金がかからない、罪のない遊びである。

遊びに夢中になると「オーラ」が出る

陶器のマンカラ台。これは結構お金がかかってしまった

学童保育で子ども達と、何か新しい遊びをしようと思う時は、まず、その対象に自分がハマってみる、ということを大切にしてきた。

その遊びや活動の楽しさを、自分が実感していないで、口先で説明しても子ども達に伝わらない。

遊びに夢中になり、のめりこんでいる人は、「オーラ」を身にまとうようになる。言葉ではなく、オーラが子ども達を惹きつけるのだ。

放課後児童クラブ運営指針の中で、遊びへの関わりについて、次のように述べられている。私が一番好きな部分。

「子どもの遊びへの関わりは、安全の確保のような間接的なものから、大人が自ら遊びを楽しむ姿を見せるというような直接的なものまで、子どもの発達や状況に応じた柔軟なものであることが求められる。」

素朴な遊びに没頭する時間を大切にしたい

そうめんの空き箱で作った、MANMORS(MANCALA MOVIE RECORDING SYSTEM)アームとカメラは箱に収納可
蓋を裏返しアームとカメラを設置したMANMORS。マンカラの対戦を録画することができる。アームはスタンドライトのもの

世の中には数えきれない遊びが存在するが、お金がかかる遊びと、お金を必要としない遊びに大別できる。

金がかかる遊びの最たるものは、ゲーム機や遊園地などのレジャー施設であり、これらは、その遊びを開発したり運営することによって生活している人がいるということである。生活がかかっている以上、向こうも必死である。優秀な頭脳を結集して、いかに消費させようかと、日々研鑽を重ねている。

一方で、金がかからない遊びとは、鬼ごっこや木の枝を使ったチャンバラや、川原に落ちている石で水切り(参考:Wikipedia)を行う等で、仲間と空間と時間(参考:goo国語辞典「三間」)があれば遊べるものである。

厳密に言えば、コマやけん玉も道具を購入する必要があるのであって、金がかかる遊びである。

私が愛好するカヤック(「GSL vol.4 学童保育指導員と川遊び」)だって、川で漕ぐ分には無料だが、船体の購入費用がかかっている。

そういったお金のかかる遊びを否定するつもりはない。

しかし、お金がなければ遊ぶことができないものが、子どもの遊びの世界に格差社会を生むということは、心に留めておきたい。

一般的には、大人になるにつれ、お金のかかる遊びをするようになるのだが、学童保育指導員の私としては、お金がかからない、素朴な遊びに没入する時間は大事だと思っている。

薄味の料理が、素材本来の味わいを引き出すように、素朴な遊びは、遊びそのものが持つ力を感じさせてくれる。

意味がないようなこと、一見価値がないようなことに夢中になる、子どもや、子どもの遊びの世界に対する感性は、この仕事をする上では大切にしたい。

中年男性が、川原で延々と水切り遊びをしているのは、はたから見たら心配かもしれないが。

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