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学童保育の制度・知識

【学童保育の大規模問題その2】「大規模学童のリアル」大規模学童職員が抱えるジレンマとは?

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学童保育の「大規模問題」について解説する、シリーズ第2弾です。

目次

新着記事

2025/4/3

【放課後の詩】ピンチはチャンス

子ども同士の 大きなトラブル言葉も出ずに 職員室は 静まり返る どうしたらいいの?誰もが 不安な顔でうつむいていた そのとき 先輩がぽつり「・・・これはピンチじゃなくてチャンスだよ」 その一言で 空気が変わったそうか これは子どもたちの大きな成長の 入口なんだ トラブルは ただの困りごとじゃないつまずくことで 気づけることがあるぶつかることで わかりあえることもある ――そう思わせてくれた あの言葉 それから私はピンチに出会うと そっと目を閉じて深呼吸「これはチャンス」って 心の中で唱える そして 目を開 ...

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2025/4/2

【放課後の詩】花より泥団子

花より泥団子 太陽がぽかぽかと地面をあたためる春休み今日も、泥団子日和です 「先生! こっち来てー!」声のほうを見るとすでにちびっこ職人たち手はドロドロ 目はキラキラ ぎゅっぎゅっと握ってはサラ砂をまぶして磨いて、磨いて、また磨く完璧な球体を目指して 「先生の泥団子、まんまるじゃん!」「うわ、すげぇ~!」「天才だ!」……ふふん、でしょ。これぞプロの技よ(でもね、腰、痛いんですけど) しゃがんだままで三十分そろそろ限界、よっこらしょ……ああ、立ち眩み。春の景色がブラックアウト年齢には、勝てません 「先生の団 ...

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2025/4/1

【放課後の詩】もうあそんでいいですか?

もうあそんでいいですか? みんなで遊ぶ時間それは 笑い声が響きあい手と手がふれあい 心が交わる素晴らしいひとときのはずだった だけど「先生、もうあそんでいいですか?」その言葉に 私は立ちすくんだ え? いままでのは遊びじゃなかったの? 決められた遊び決められたルール決められた時間 それは いつしか“やらなきゃいけないこと”になっていたのかもしれない こどもにとっての「遊び」とは自分で選び 自分で始め 自分で終える自由の中にある 生きた営みだった 私はあの一言にこどもの声なき声を聴いた 「わたしは わたしの ...

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2025/3/30

【放課後の詩】放課後児童支援員宣言

🕊️ 放課後児童支援員宣言 🕊️ 私は、こどもの声に耳を傾けます。言葉にならない気持ちも、沈黙の中のサインも、受けとめられる支援員になります。 私は、こどもの成長を信じます。今できること、これからできることを信じて、焦らず、比べず、そのこのペースを大切にします。 私は、こどもとたくさんあそびます。笑って、転んで、泣いて、また笑って、あそびを、こどもたちと一緒に心から楽しみます。 私は、働く保護者の味方になります。悩みや不安に寄り添いながら、子育て ...

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2025/3/30

【放課後の詩】「はじめの一歩」

はじめの一歩 靴ひもを結びなおしてドアの前で深呼吸 今日がその日新しい職場はじめての出勤 「自己紹介、なんて言おう?」鏡の前で 何度もリハーサル「ええと…はじめまして…いや、もっと明るく!」声に出せば出すほど頭の中はまっしろ、まっしろ、雲の中 名前、趣味、好きなあそびでも一番伝えたいのは「みんなと仲よくなりたいんだ」ってこと 部屋のざわめきが近づいてドキドキが波のように押し寄せるでも、その向こうから小さな「こんにちは」が聞こえた ふと目が合った今日、はじめてこの場所に来た子の不安そうな表情 「あ、緊張して ...

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2025/3/29

【放課後の詩】たった一言で

たった一言で 「どうしてもっとこうしてくれないんですか?」そんな言葉に心がぎゅっと小さくなる 誰のためにやっているんだろうこんなに頑張ってるのにそう思ってしまう夜もある こどもの笑顔に癒されながらも言葉にできない疲れが背中にじわじわと積もっていく 正直、やってられない――そんな気持ちが、ふとこみ上げる だけどある日、ふいにかけられた「いつもありがとうございます」「先生がいてくれて、本当に助かっています」そのたった一言で全部の苦労が、スーッと溶けていった 保護者もまた、働きながら不安や焦りを抱えて懸命に子育 ...

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2025/3/29

【放課後の詩】あのヒーローのように

君、悟空好きやろ?悟空の下敷きもってるやん戦うときの顔、めっちゃカッコええなぁって言うてたやん でもな、悟空のほんまに強いとこって、どこやと思う? かめはめ波?空飛べるとこ?それもすごいけどなほんまの強さって、もっと別のとこやと、先生は思うんや 悟空って、誰かをいじめたりせぇへんやろ?弱い相手に、わざと勝ったりもせぇへん ほんまに強い人はな強さを見せびらかしたりせぇへんねん誰かを泣かせて強くなろうとは思わへんねん 悔しいときもあるやろ腹立つときもあるやろでもな、そこで手ぇ出したらあかんねん 「悟空やったら ...

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2025/3/29

放課後児童クラブ運営指針に新たに記載された「スーパーバイズ・コンサルテーション」と「スーパービジョン」とは?

2025年1月22日に、こども家庭庁より改正版が発出された「放課後児童クラブ運営指針」の中に、「スーパーバイズ・コンサルテーション」と「スーパービジョン」が新しく記載されました。今回の記事では、この二つの用語の概念と現場での活用について解説します。 支援員 先輩!放課後児童クラブ運営指針に書いてある「スーパーバイズ・コンサルテーション」って何? 支援員 私も耳慣れない言葉だったから調べてみたわ。一緒に勉強しましょう。 放課後児童クラブでは、こどもたちが安心して過ごせるように、放課後や学校休業日の生活を支援 ...

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2025/3/29

【放課後の詩】やっと言えたね

やっと言えたね いつも静かに状況を見て、空気を読んで誰より先に一歩引く君を私は、ずっと見ていたよ 怒らず、泣かず、笑顔をたたえ誰かのミスも、そっと流してくれるその大人びた仕草に何度も、助けられてきた でもねこどもって、そんなに強くなくていいんだよたまには我を張って、泣いて、叫んで「そんなのいやだ!」って言っていい きっと、いろんな気持ち小さな胸に詰め込んで我慢をしてきたんだよね あの日君が涙を浮かべて「ちがう!」と声を上げたとき私は少し、ほっとしたんだ やっと言えたねやっと、自分の気持ちを出せたね誰かとぶ ...

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2025/3/24

【新人支援員の皆様へのメッセージ】1年間お疲れさまでした!

昨年4月に、初めて放課後児童クラブの仕事に就いた新人支援員の皆さんの、1年間の苦労に心からの敬意を込めて、がってん学童よりメッセージをお届けします。 この記事を読んだ先輩支援員の皆様は、年度切替の忙しい時期の中でも、ぜひ、後輩支援員に1年間の頑張りを労う温かい言葉をかけてあげてください。 1年間お疲れさまでした! まもなく就職1周年を迎えますね。初めての放課後児童クラブの仕事は、思った以上に大変なことも多かったのではないでしょうか。言うことを聞かないこどもたち、思い通りにいかない日々、「自分は向いているの ...

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所長

こんにちは、がってん学童所長です。

支援員

支援員のたけしっす!

支援員

支援員のりえです。今回はスペシャルゲストです。

今回は、学童保育が抱える最も深刻な課題の一つである「大規模問題」の続編です。

まだ前編をお読みでない方はこちらから見てください。

こちらもCHECK

【学童保育の大規模問題】大規模学童の実態・負のスパイラルとは?問題をわかりやすく図説!

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大規模学童保護者の心境とは

前回の記事の途中で、大規模学童を利用する保護者の方が飛び入り参加してきました。

保護者

親の立場からも一言いいでしょうか?

支援員

ふみかちゃんのお母さん!

所長

もちろんですとも。

支援員

よろしくお願いします!!

ふみかちゃんのお母さんは、りえ先生が勤める大規模学童の利用者ということです。

前回の記事では支援員の立場からの問題点をお伝えしましたが、保護者としてはどのようにこの問題を感じているのでしょうか。

学童の先生と信頼関係が築けない

保護者

娘が学童を利用し始めたのは4年前ですが、登録児童数はずっと増え続けています。

私たち親が働くことができるのは、自分に代わって子どもをみてくれる学童があるからです。

学童に娘が楽しく通ってくれているから、そして、信頼できる支援員の先生がいるから、安心して働き続けることができるんです。

支援員

そのとおり!

保護者

しかし、学童が大規模化していく中で、先生方の余裕のなさが伝わってきます。気軽に相談できる、という雰囲気ではありません。

それどころか、支援員がコロコロ入れ替わったりして、新しく入った先生は、ふみかの名前をおぼえていなかったり、私も先生の名前をおぼえられなかったり、そのような状況では、親は支援員に信頼を寄せることが難しいです。

支援員

すみません・・・。

保護者

りえ先生は別です。大変な中で踏ん張っていただいて感謝しています。

高学年だって堂々と学童を利用したい

保護者

うちの子は4年生なんです。

私としては、娘が学童に通ってくれていると安心なんですが、大規模学童で高学年がいつまでも在籍していたら迷惑になるんじゃないか、必要性の高い低学年の子に席をゆずらないといけないんじゃないか、って・・・。

支援員

大規模学童は施設がせまいだけじゃなくて、保護者に肩身のせまい思いをさせてるんっすね?

支援員

ちょっと!黙って話聞いてよ。

保護者

・・・

けど、そんな風に思っているのもなんだかおかしいなって・・・。

保護者

高学年だって、堂々と利用していいですよね?

所長

もちろんです。学童保育の対象は1年生から6年生までですから。

大規模学童支援員のリアルな心境

支援員

ふみかちゃんのお母さんが本音を言ってくれたから、私も正直にお話しますね。

大規模学童の苦労話は、まだまだ言い尽くせないことがあるんです。

大規模学童の職員がとらわれる、最も深刻な心理状態とは・・・

大規模化で大勢の子どもが詰め込まれて、毎日たくさんの問題が発生します。

私たち支援員は、少しでも安心して子ども達が過ごせるように、一生懸命かかわっています。

支援員

けど、そんな毎日が続いたら・・・

今日は親が家にいるんじゃないの?なぜ学童に来ているの?

学童は必要ないでしょ?

「休んでくれたら助かるのに」

支援員

って、思ってしまうことが正直あって、そんな風に思ってしまう自分が本当にいやなんです。

保護者

・・・

子どもが自ら進んで放課後児童クラブに通い続けられるように援助する」ことが、私たちの仕事(育成支援)だと「放課後児童クラブ運営指針」に記載されています。

「休んでよ」と思ってしまうことは、運営指針と真逆です。

私だって、辞めていった職員だって、もともとは熱い思いを持ってこの仕事を始めたんです。

支援員

なのに・・・

支援員

じ、自分を責めてはいけないっす。悪いのは大規模化です。

保護者

あの・・・、子どもの数が増えたら先生も増えるんじゃないんですか?

支援員

ええ、でも正規職員の数は増えていないんです

支援員

そうなんすか?

支援の必要な家庭ほど、遅れて申し込んでくる

支援員

保護者のいる前で言うのもなんなんですが、入所を断わっちやったらいいんじゃないんですか?

支援員

それも難しい事情があるのよ・・・。

私だっては、今の状況がキャパオーバーだということはわかっているんです。だけど・・・、

この3月も、新年度を控え、昨年を超える大人数の申し込みがあり、暗澹たる思いでいました。

しかし、そこに新たな登録希望が寄せられたんです。

その家庭は、深刻な福祉的課題を抱えていました。登録期間外に遅れて申請してくる家庭には、このようなケースが目立ちます。

運営者から、「期限を過ぎているけれどなんとかならないだろうか」と相談されました。

支援員

私たち支援員って、受け止めることは得意なんだけど、切り捨てることは本当に苦手なんだよ。

この時も、何とか受け入れられるよう努力しました。

自分で自分の首を絞めるようなことだとわかっていても、困っている家庭や子どもを見捨てることはできない・・・。

大規模学童職員のジレンマ

所長

大規模学童職員のジレンマ」の話、聞いたことがありますか?

支援員

ジレンマ?

支援員

さぁ?

あるところに、力量のある支援員が集い素晴らしいチームワークを発揮する学童がありました。

その学童は120人を超える児童が通っていましたが、大規模化の様々な問題を、職員集団の経験と技能、そしてあらゆる知恵と工夫で克服していったんです。

それで、大規模学童であるにもかかわらず、子どもたちは活き活きと通うことができていました。

保護者も学童の生活内容に満足していて、保護者アンケートには高い評価が寄せられました。一方で、同アンケートの「児童数に対して施設の広さはどうですか?」という問いにもほとんどの保護者が「満足」と答えました。

所長

大規模学童であるにもかかわらず、問題が顕在化しなかったんだよ。

しかし、実際には施設的に過密な状況であり、支援員たちは毎日、高い緊張感をもって働いているため、心身ともに消耗していました。

そうして迎えた年度末に、運営者は職員集団を讃えてこう言いました。「やればできるじゃないか」「君たちは優秀だ」「まだまだいけるだろう」

そうして、翌年、更に多くの児童が登録することになりました。

所長

その年も支援員たちは必死で、子どもたちが安心して過ごせる放課後の生活をつくりました。

しかし、その翌年さらに児童数が増えたんです。

優秀な支援員たちは、次第にわけがわからなくなってしまいました。

「自分たちが良い支援をしているから、ますます大規模化が進んでいる?」

「親は今の状況をどう考えているんだろう?」

「子どもにとってはどうなんだろう?」

「大きな事故でも起こらない限り、この状況は変わらないんだろうか?」

所長

そうして、一人やめ二人やめ、優秀な職員集団は崩壊してしまったんです。

この話の教訓は、「歯止めが必要」だってことなんです。

さいごに

保護者

先生方のお話を聞いていて、やっぱりおかしいです。

支援員の先生方の努力に問題解決を委ねるのではなく、制度的な改善が必要ではないでしょうか。

そうでないと保護者も安心して利用できません。

どんな風に要望していったらいいんでしょうか?

所長

学童保育の制度改善に関する要望は、各地の保護者会連絡協議会や全国連協が積極的な活動を行っていますよ。

支援員

私たち支援員だけでは難しいんです。利用者である保護者の方に動いていただけると心強いです。

保護者

はい、先生方と力を合わせて、子どもたちの放課後がよくなるようにしたいです。

(おわり)

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