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保護者 指導員

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所長

今回は、小学校からの宿題について考えていきたいと思います。

指導員

学童の懇談会では、毎回のように宿題に関する悩みや要望が保護者から出されますね。

中には、「家に帰ってから、夜の12時までかかって宿題をやっている」や「朝の5時に起きて宿題をやっている」など、切実な状況もあります。

保護者

働きながら子育てをしている私たちにとっては、宿題は「大問題」なんです。そこのところを指導員にももうちょっとわかってほしいんだけど・・・

指導員

いや、宿題の声かけはしてるんですけど、本人がやる気にならなくて・・・。他にも手のかかる子がいて、マンツーマンでつくわけにはいかないんです

「やれ」と言って簡単にやってくれるようなら、誰も悩まないのですが、言ってもやってくれないからみんな困っているのです。

まさに宿題は、保護者にとっても支援員にとっても、永遠のテーマです。

では、なぜ学童で宿題が問題になるのでしょうか。

私は、これまで学童で多くの子どもたちや保護者が宿題で悩む姿を見て、私も悩んできました。

そして今は、宿題は、「やらなくてはいけないこと」としっかり向き合いながら「やりたいこと」があふれる幸せな人生を子ども達が生きていくための訓練だと考えています。

学童によって宿題の取り組み方は様々

所長

学童によって、宿題に取り組む姿勢は違いますね。

例えば、「学校から帰ってきたら、まず宿題をしてから遊ぶ」と決まっている学童があれば、「宿題を学童でやるか家に帰ってからやるかや、学童でやる場合でも、いつやるかは、子どもに委ねている」学童もあります。

最近はあまり聞きませんが、以前は、学童の方針として、「宿題はさせません。なぜなら学童は放課後の時間で遊ぶところだから!」と、支援員が言い切っているところもありました。

また、支援員の宿題に対する働きかけやスタンスも様々です。「宿題をやるように声かけはしますが、細かいチェックはできませんので、必ず家で親が見直しをしてください」というのが一般的ではないでしょうか。

その理由として、「支援員は、教職免許を持っていないので学習指導はできないから」だと聞いたことがあります。

所長

学童で細かい宿題の指導ができない本当の理由は、指導員の人員や短い学童の時間の中では、大変難しいことだからです。

私は、宿題は子どもの自主性に任せています。

しかし、特に保護者から強い要望があった時などに、子どもが宿題を学童で終えられるように支援する場合もあります。これについては、後述します。

親の考え方も様々

私がかかわった子どもの中に、「学童で宿題をしてはいけないとお母さんに言われている」と言った子がいました。

詳しく聞いてみると、

保護者

学童で宿題をやると、早く遊びたいから雑になるのよね~

と、お母さんが言っていた、ということでした。また、ある保護者は、

保護者

学童では、お友達とかかわる経験をたくさんしてほしいから、宿題は家でさせます

と言っていました。

これはまた別の問題になるかもしれませんが、保護者が、子どもが宿題をやることに対して無関心というような場合もあります。

そうかと思えば、「宿題を学童でやってきなさい」「なぜ学童では宿題をさせてくれないのか」という保護者もいます。

指導員

宿題をいつどこでやるのか、については家庭によって様々な考えがあるんですね。

ただし、私の経験では、家で宿題をさせるという家庭は、比較的保護者の終業時間が早く、17時過ぎ頃には、家にお母さんがか会えっている場合が多いんです。

このような家庭では、子どもが学童から家に帰ってから、宿題をやる時間があるようですね。

一方、学童終了の18時30分ぎりぎりに、保護者がお迎えに来るような家庭では、家に帰ったら19時、そこから夕食の支度をして、子どもに夕飯を食べさせて、風呂に入れて、寝かせるまでの時間は、まさに「戦場」です。

下にまだ小さい弟妹がいる場合は、小学生の子どもの宿題を見るなどということは、もはや不可能な状況です。

所長

子どもが、いつどこで宿題をやるのかということは、保護者の就労状況をはじめとする家族の状況にも左右されるのです

結果として、保護者の立場から「宿題」の問題を見た時の「困り感」は、

保護者の困り度

  • 学童で宿題をやってこなくてもよい
  • 学童で宿題をやってきてくれると助かる
  • 学童で宿題をやってきてもらわないと困る

というように、3段階に分かれるようです。

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学童で、子どもの「宿題やる気度」も、3段階ある

所長

次は、子どもの話です。

学童で、子ども達が宿題に取り組む姿勢は、次のいずれかにあてはまります。

子どものやる気度

  • 言わなくても宿題をやる子
  • 言ったら宿題をやる子
  • 言っても宿題をやらない子

私の勤務先の学童では、宿題の声かけは特別な場合を除いてしていませんが、約6割の子どもが「言わなくてもやる子」です。

その全員が全ての宿題を学童で終わらせているわけではなく、保護者との約束で、どれか一つは宿題をやる、と決めている子どももこの中に含まれています。

残りの子どもたちは、宿題を自分からやらないのですが、特に保護者から要望があり、子どもに宿題の声かけをした時、大体半分の割合で「言ったらやる子」と「言ってもやらない子」に分かれます。

宿題」が問題になるのは、「言ってもやらない子」の場合です。

そして、「学童で宿題をやってきてもらわないと困る」という保護者の子どもが、宿題を「言ってもやらない子」の場合、問題は切実なものとなります。

所長

家で親に言われたら「さっ」と宿題を終えられる子どもの場合は、宿題は大きな問題にならないんですね。

学童で宿題をやらず、家で保護者が言ってもなかなか宿題を始めず、鉛筆を持ってプリントを前にしても、ぼーっとしているだけで時間が過ぎて行ってしまうような子どものケースでは、保護者は大変困ることになり、したがって学童に強い要望やクレームがくることになります。

所長

しかし、そのような子どもは、「言ってもやらない子」なので、指導員もまた頭を抱えることになります。

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